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2019年時での米国永住権取得の記録④

④面接の様子

面接前日までに、必要書類、もしかして必要になりそうな書類や、二人の写真まで、全て用意して見せやすいようにファイリングし、更にコピーもとっておきました。また、夫と一緒に最後の予行練習を何度か行いました。

当日は、東京在住だったため、指定された入館時間より1時間早く着くように計算して電車で向かいました。無事早めに着き、近くのスタバで夫や母と電話しつつお茶を飲んで時間調整をしました。指定時間の20分前になったので、大使館へ近づくと、警備員に質問されます。「ビザ面接です」というとゲートへ案内され、荷物検査を受けます。大きな荷物やパソコンの持ち込みなどは禁止されているので、注意してください。中庭を通って建物へ入ると、受付の職員さんに名前とパスポートの確認を受け、整理番号をもらって中へ入ります。私は律儀に20分以上前に来ないでくれ、という忠告を守ったのですが、どうみても早い者順で、私は最後の方の順番になってしまいました。実は指定時間など気にせず、早く行ってしまってよかったのではないかと今では思います。現住所の変更等を記入するための紙などももらえるので、必要であれば中の机で書き込ませてもらいます。

ビザ面接の部屋は個室ではなく、たくさんの窓口が待合室と一緒になっています。随分待った後、整理番号が該当窓口上のモニターに表示され、音声案内で点呼されるので、まずは書類提出の窓口に行きます。職員の方は日本人だったと思います。ここでは言われた書類を順に提出し、また中国に2週間以内に渡航したかどうか(コロナのため)確認されました。問題がなければ、配偶者からのDVを受けた際の注意事項についてのプリントを渡され、面接までに読むように言われます。

再度、空いた席で随分待った挙句、指紋採取窓口に呼ばれます。この時は陽気なアメリカ人の男の人でした。ただ指紋をとるだけなので一瞬で終わりました。すぐに席に戻り、最後の面接に呼ばれるのを待ちます。待合室いっぱいに、駐在ビザっぽい方やご家族、ミックスの子連れのママさん、フィアンセビザかグリーンカードっぽい方やカップルなど、色んな方がいました。特に気になったのは、アメリカ人ではないと思しき外国の方やファミリーなども面接に来ていて、どういう事情で日本から申請しているんだろう…と、待ち時間の暇さでぼーっと邪推してしまいました。あとやたら流されていた「飲酒運転によってたくさんのビザが没収され強制帰国されています」というビデオも脳裏に焼きついてしまいました。

朝9時前に入館して、気づけばもうお昼近くになってきていました。夫や母が心配してメールをくれるのですが、まだだよ…と答えるしかありませんでした。面接窓口は3つほどあり、全員アメリカ人の職員です。20分?30分?ごとに1人か1組くらいしか処理できないように見えました。こういう時は自分的には優しげなおっちゃんがよかったのですが、遂に呼ばれたのは、ちょっとキツそうなお姉さんの窓口。まずはDVのシートに目を通したか聞かれました。そしてこれから言うことに嘘はないと宣誓し、面接が始まります。

1 どういう経緯で結婚したのか説明してください

2 旦那さんの仕事は?どこに住んでる?名前は?

質問内容は、たぶん本当にこれだけだった気がします。1の質問で結構長々と説明したからなのか、大体こんなものなのか…。たくさん二人の写真も印刷していったのに、全く出番なし。最後の質問の後、少し間があって、「はい、承認されました」ということで、晴れて全てのプロセスが終了です。こんなに長期戦でがんばってきたのに、最後のあっけなさ。「レターパックで大体1週間くらいでビザが届くから」と言われ、帰されました。あまりにさっさと、何の実感もなく終わったので、外へ出てすぐに夫に報告の電話をしながらも、もしかして聞き間違いでほんとは承認されていなかったりして…と考えてしまうほどでした。もちろん、嬉しかったには嬉しかったのですが…。

次はビザ受け取りから渡航までの話をまとめます。

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