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チョウがたくさん産卵する時期

モンシロチョウがミニ大根の葉っぱに、アゲハチョウがレモンとミカンの葉っぱにせっせと卵を産みに来ている。
チョウたちはふわふわとあてのない飛び方をしているように見えるが、よさげな植物を見つけて「ここだ」と決めたときの産卵はとても潔い。ものの3秒くらいで卵をちょんと葉っぱにつける。

数日経てば、卵から幼虫がかえり、葉っぱをむしゃむしゃと食べる。しかし、その幼虫を狙うクモやハチたちもいる。
モンシロチョウの幼虫は、カメムシの仲間やカナヘビに食べられている気がする。アゲハチョウの幼虫は、ササグモに食べられている気がする。
みんな生きている。

モンシロチョウやアゲハチョウがせっせと卵を産んでいるのを見ると、なんだか切なくなる。チョウは産卵後のわが子たちについて「勝手に生きてね」スタイルをとっていると認識しているので、チョウの母親たちがどんな気持ちで産卵後を過ごしているのかはわからない。
でも、昨日までいたはずのいのちがどこかでふといなくなる瞬間は、なんだかさみしい。

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