インターンあいちゃんのひととき体験記

～ひとときインターン体験記～

5日間ひとときインターンに参加しました、あいです。ひとときでの日々は新しいことばかりで、濃密で、良い刺激ばかりで、あっという間に過ぎてしまいました。
もう終わってしまうのかと悲しく感じているところですが、ひとときでの貴重な経験をこれから書いていきたいと思います。

〇新しい経験

ひとときでは、私が今まで経験したことがない「ヒロロ獲り」「農作業」「DIY」などを体験しました。2日目のヒロロ獲りでは、バックの材料となる「ヒロロ」という植物を獲りに山の中へ行き、ヒロロを見たときは「こんな植物が紐になり、バックの材料になるのか！」と驚くとともに、材料を獲りに行くだけでも一苦労だなと実感しました。

　3日目の農作業では、カマを使って大豆（お隣の農家さんが育てています）の周りに生えている雑草の草刈りをしました。「草刈り」という一見地味な作業に見えるものが、実際は大豆を強く育てるために重要で、これが想像以上に大変でした。大豆の苗を切らないように低姿勢で雑草だけを刈る。この作業に慣れている農家の方々はすごいなと思いました。また、私たちが当たり前に食べている野菜は、農家の方々の苦労があってこそのものだと、農作業を通して強く感じたので農作業をやったことが無い人にはぜひ、経験することをお勧めします。

　4日目のDIYでは、手作りのベンチと、「いとなみ」の二階の一部天井を塗装しました。私が塗ったものが実際にひとときやいとなみで利用されると思うとワクワクしました。これからも何かを作ってみたいと感じました。

〇自分と向き合う

　私にとって一番といっていいくらい大事な時間でした。自分を見つめ直すこと。普段の生活の中で自分と向き合い、自分を客観視する機会はそう多くはないと思います。だからこそ、ひとときでの自分と向き合う時間は私にとって、とっても貴重で有意義な時間でした。私は何に興味があって、何に執着していて、ワクワクして、ホッとしていて、悲しくなって、、、。「あいちゃんとは？」を題材に、紙に書きだして自分の思考を整理したり、ひとときのオーナーの祐子さん、雄介さん、ボランティアのなおさん、インターン生の小夏さんとの対話を通して自分とは何者なのかを考えました。その結果、私はキャリア・ウーマンに憧れていること。外の世界ばかりに目を向け、自分の中身に目を向けず、自分自身を充実させる努力をしてこなかったことなどに気づくことができました。

私は元々キャリア・ウーマンに憧れていましたが、キャリア・ウーマンの像を漠然と捉えていて、具体的に言語化したことがありませんでした。でも、「あいちゃんとは？」という時間を通して、キャリア・ウーマンとは単に仕事ができるだけではなく、体力があり、立ち振る舞いも素敵で、見られ方にも気を配っているということを知りました。ヒロロ獲りや農作業をする中で自分に体力が無いことを身にもって感じました。これからは、体幹を鍛えて姿勢を綺麗に保つとともに、ハキハキと話せるようにしていきたいと思います。そして私が憧れる自信にあふれたカッコいい女性に少しずつ近づいていきたいと思います。

また、自分で自分を充たせる趣味を持ってないからこそ、他者に承認を求めてしまっているということにも辿り着くことできました。今までは「趣味がない」の一言で片付けて、自分を自分で満足させられるものを見つけるための努力をして来ませんでした。でも、それが逆に他者からの承認を求めてしまっていることにも繋がっていることに気づかされました。みんなで食べるご飯の時間に、ひとときにいるメンバーが自己完結できる趣味を沢山教えてくれたので、これから実践していくのが楽しみです。

最後に、親身になって話を聞いて、「こういう生き方や考え方、選択肢もある」「こうしてみるといいかも」などのアドバイスを下さった、ひとときオーナーの祐子さん、雄介さん、ボランティアのなおさん、インターン生の小夏さん、西会津の方々のおかげで自分を可視化することができ、理解することができました。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました！

5日間という短い時間でしたが、本当に濃い時間を過ごすことができました。この、ひとときでの日々よりも濃い時間を造れるよう努力していきたいと思います。本当にありがとうございました！

【あいちゃんへ】

あいちゃんとの対話は「あいちゃんとは・・・？」を知るために私時には深く、時には枝葉を広げながら、どんな自分も未来への欲求も否定せずに自分を知るための冒険に二人で出かけていくような感覚をもちました。

もちろんこの5日間でははっきりとした解決策にはたどり着けなかったと思うけど、なにかこれからの「入り口」みたいなところまでは一緒に歩けたのかなと思っています。

最初の笑顔よりも最終日のあいちゃんの笑顔はすごく晴れやかだったのが印象的でした。また悩む日もやってくるかもしれないけれど、そんなときはひとときやここで出会ったみんなの顔を思い出してもらえたらうれしい。

次にひとときに来た時のあいちゃんからどんな話が聞けるのか今からとても楽しみです！！

（オーナーゆうこより）