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朝の会、帰りの会

友人がオンラインでひらいている「朝の会、帰りの会」に出てみた。

すごく楽しかった。

朝の会:9:00-9:15
帰りの会:17:00-17:15 
それぞれ15分間。


朝は挨拶して、頭の体操クイズして、きょうも一日いい日になりますように〜と声援を送りあって別れる。
帰りは挨拶して、きょうはどんな一日でしたか?の問いかけに少しずつ話をし、きょうも一日おつかれさま〜と労って別れる。

約束もないし、そのとき入れる人が入ってくる気楽な場。
Facebookの友人とその紹介者限定なので、たとえ知らない人ばかりでも、この友人のつながりならいい感じの人たちなんだろうなぁという信頼がある。
場の「日直」である友人がリラックスして進めてくれるので、楽しくいられる。

しかも「準備」があるから、守られている場だとわかる。
タイトルが書いてある日替わりフリップのようなもの、頭のたいそうクイズなど、用意されている。ひらく人自身が飽きないようにという工夫もあるだろうけれど、こちらも新鮮な気持ちで参加できる。

さらに、参加者が「日直」になることもあるし、クイズを出題することもある。こんな小さな場であっても、役割に固執しないことでぐんと風通しがよくなる。

会が終わったあとは、参加した一人ひとりに、「ありがとうございました」と一言コメントが届くのもすてき。これ、わたしが忘れていた習慣だな。してもらえるとこんなにもうれしいんだ。

朝の会で、「きょうこれやりたい!」と宣言したことを、帰りの会で「できました!」と報告して祝福されるのもいい。続けているといろんなすてきなことが起こりそう。

移動が制限され、人と会いづらくなっている中でも、場はつくれる。
交流、参加、つながり、相互性、健康、祝福、希望に満ちてる。
大事なことを見つめ直して言葉にしたり、照れくさかったり恥ずかしくて行動できなかったことも、一歩踏み出す勇気が出たり。

やっぱり人と人とが集うっていいね。


あまりにもよかったので、近所の友だちに声かけて、今朝から子どもたち向けにオンラインで朝の会、帰りの会をはじめてみている。
目的は、休校期間中の
①子どもたち同士のつながりをつくること
②日課をつくること

せまいまちだから、歩いていれば会えることもあるけれど、毎日決まって顔を合わせることで安心できたり、つながりや変化が感じられたらいいなと思う。まずは毎日2回続けてみようと思う。

息子の通う学校からは2月末に休校のお知らせが一斉メールや紙で届いた後は、コンタクトが途切れている。たまに一斉メールが来て「休校が延長になりました」、「学校のHPに宿題のプリントをPDFでアップロードしたので確認してください」という連絡はくる。逆に言えばそれだけ。
それ以外にはなんの音沙汰もない。正直驚き、怒り、絶望していた。

さっさとオンライン授業を導入している学校もあるのに、子どもの学習機会の損失をプリント配布で埋められるわけがない。問題集がほしいんじゃない。双方向の関係の中で学ぶんじゃなかったんだっけ。

怒り心頭で、首相官邸に、文科省に、都と区の教育委員会に、依頼を書いて送ったが、なんの反映もない。自分たちが望む教育を得ること、自分たちの社会のために、子どもたちのために諦めずに声をあげることは大事でこれからもする。

その一方で、「そういうことなら自分たちでつくるわ」と行動もする。くれくれと待っている、なんでくれないんだと文句を言う、いやだよねと顔を見合わせて困っている、だけじゃないやり方をする。

百姓なりに、やったるで。