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  フランス印象派の代表的画家であるクロード・モネ(1840~1926)の連作。

今度はモネの絵が標的に、環境活動家がドイツの美術館を襲撃」より

 そのうちの一作が2022年10月23日、ドイツのポツダムにあるバルベリーニ美術館で環境団体「Latze Generation(最後の世代)」による【エコテロリズム】に遭い、マッシュポテトを投げつけられた。
 絵画はガラスケースで保護されていたため本体の汚損は無かった。

今度はモネの《積みわら》。またも名画が環境活動団体の被害に

 事件を起こしたひとりは作品の前で「人々は飢え、凍え、死んでいる」「私たちは気候の破局を迎えている。そして、あなたが恐れているのは、絵に描いたようなトマトスープやマッシュポテトだけだ」との主張を展開している。
 いっぽう、ラスト・ジェネレーションはプレスリリースのなかでナショナル・ギャラリーの事件に言及し、今回の行動によって「社会に対して『芸術と命、どちらがより価値があるか』という問いを投げかけることができる」と主張。同団体スポークスマンは、次のようなコメントを発表している。「モネは自然を愛し、そのユニークで壊れやすい美しさを作品に取り込んだ。モネがその魔力を賞賛したこの世界そのものの破壊よりも、これらの現実のイメージのひとつが損なわれることのほうを恐れる人がこれほど多いのはなぜだろうか。キャンバスに描かれた牧歌的な世界に没頭するのではなく、現実を直視しなければならない。食料と水の奪い合いをしていたら、芸術を鑑賞する暇もない!」。

今度はモネの《積みわら》。またも名画が環境活動団体の被害に

 また彼らはマッシュポテトをぶつける犯行場面と、彼らの演説の様子をツイッターに動画投稿している。


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