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【ヴィクトリア女王像】

 ヴィクトリア女王(1819~1901。在位は1837~1901)はイギリスの女王で、世界各地に植民地を持ったため「太陽の沈まぬ国」と呼ばれた大英帝国のシンボル的存在。

 当時世界各地に建立された彼女の像は、植民地が独立していくとともにイギリス帝国主義を恨む現地の人々からの憎悪の対象ともなっている。

 例としてケニア・ナイロビにあったヴィクトリア女王像は2015年、何者かに首を落とされて破壊された。現在でも放置され、台座のそばに横たわったままである。

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ケニア・ナイロビで斬首されたヴィクトリア女王像

 NewSphereの2020年6月28日記事『植民地主義者の像の撤去、アフリカの長きにわたる戦い』によると、あるナイロビ在住の市民は「この像を見ると、植民地主義者らのせいで先祖たちが味わった苦しみを思わずにはいられません。植民地主義者の姿を見るたび、辛い記憶が鮮明に蘇ります。そのようなものは一掃すべきです。世界中の植民地主義者の像を壊すとともに、植民地主義に苦しめられた誰もが、このような辛い記憶から解放されるようにすべきです」と述べる。
 この手の「歴史の恨み」による【ヴァンダリズム】をしたり支持する連中の言うことは、アフリカでもアジア某国でも同じであるようだ。

 なおヴィクトリア女王の治世がいわゆる「ヴィクトリア朝時代」であるが、当時は性表現に対する禁圧的な価値観が極めて強い時代であった。テーブルの脚にさえも性行為を連想させるとしてカバーをつけたほどであり、こうした禁欲や貞淑を重んじる価値観を(しばしば偽善的という意味合いを込めて)ヴィクトリアニズムとも言う。

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