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 表現規制派の中でも、特にフェミニスト系の者が使う罵倒語で、2019年頃のツイッターで発祥した模様。都合の悪い統計データを持ってくる相手をとりあえず侮辱して話をそらそうとするのに使う。類語に「ファクト・ハラスメント」。
 とはいえ当の「統計坊や」本人相手にそう罵っても「ああ、反論できないんだなw」というのが見え見えであり、鼻で笑われて恥をかくだけである。
 そこでむしろフェミニスト同士の仲間内の会話で、安全な場所で欠席裁判的に「統計坊や」を侮蔑してみせることで傷を舐め合うという悲しい使いかたの方がむしろ多い。

 ではその「都合の悪い統計」というのは一体どんなものなのかというと、特に表現規制に関連の深い物を挙げると、以下のようなものである。

表現規制が激しい国(特に彼女らの好きな欧米や韓国)と自由な国(特に日本)で、自由な国の方が性犯罪が低いことを示す統計

同じ国でも「表現規制が激しい時期と自由な時期」あるいは「彼女らの嫌いなメディアの隆盛する前と後」で、自由な時期・隆盛した時期の性犯罪が増えていない・少ないことを示す統計

 などが代表的である。
 他に「男性の方が女性よりはるかに犯罪被害に遭っている」「日本で女性の方が男性より幸福度が高く、しかもその差は国際的にも非常に大きい」、「賃金格差は男女の勤労時間などの差に起因しており、同一労働同一賃金の原則はすでにほぼ達成されている」といったこともフェミニスト達に嫌われる統計である。
 近年のフェミニストには、反論者に対して侮蔑的な名前やレッテルを貼って口封じをし、議論から逃げようとする反知性主義的な傾向が見られる。そのために使われる用語には【マンスプレイニング】、【セカンドレイプ】【シーライオニング】、【トーンポリシング】などがあるが、この「統計坊や」もその一種である。

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