【藁人形論法】
※【ストローマン論法】【そんなこと言ってない】からも転送されています。
論敵の論旨を歪めて解釈し、その歪められた論旨を自分が論破することで勝利した気分になる、あるいは勝利したように見せかけようとすることである――本来は。
なお略して単に藁人形、あるいは英語でストローマン論法と呼ぶこともある。
例として、我こそはストローマン論法の被害者であると主張するフェミニストの制作した動画が以下である。
残念ながら彼女を含め、表現規制派が規制反対派に対してこの言葉をぶつける場合、この言葉を正しく使っているケースは少ない。
彼らは「藁人形」という言葉をこのように使う。
「萌えが嫌いだなんて言ってない、藁人形だ!【公共の場にふさわしくない】と言ってるだけだ!」
「表現をなくせなんて言ってない、藁人形だ!【TPO】を守れと言っているだけだ!」
「巨乳がいけないなんて言ってない! 性的誇張するなと言っているだけだ!」
しかし実際には、彼らが言い張っている「正しい批判ポイント」の方がその場しのぎの嘘で作り上げた「藁人形」に過ぎず、実際には憎悪と根絶こそが「彼らの本音」である。
なのでむしろ、彼らの主張を醜くゆがめるということ自体が困難であり「どれほど醜くしようとしても、実際にそのような醜い規制派が実在してしまう」というのが正しいのである。
というわけで、結局こういう結論に達さざるを得ないのである。
というか、むしろ本人すらも実際には「その発言」をしてしまっているということすら多々あるのだ。これは多くの表現規制派、特にフェミニストには、個人の信念や学識としての定見がなく、常にその場しのぎで口から出まかせを言っているに過ぎないからだ。
よくフェミニストは「一人一派」だから他のフェミニストの発言と矛盾しても問題がない……と言い訳するが、実際には全員が無定見であるに過ぎず、発言の違いは「その人」ではなく「その時」に依っているのである。
実際には表現物が公共の場にない場合、TPO上問題ない場合にも彼らはその表現を攻撃するし、彼らはそれを他の批判者から守ることがないことはもちろん、自分が憎む表現であればそれらの場合でも構わず攻撃する。
そして彼らの攻撃するほとんどあらゆる「差別表現」や「○○助長表現」こそ「差別しろ」とも「○○をしろ」とも言っていないことは常に忘れ去られる。
スレンダーな美女を描いたアニメポスターは視聴者の女性にナイスバディになれとは「言っていない」。
レイプ物のAVやエロ漫画は現実に強姦してよいなどと「言っていない」。
しかし彼らは表現物が「言ってもいないこと」をバッシングし、にもかかわらず自分たちがそれを批判された時には「○○とは言ってない」「藁人形だ!」と誤魔化すのである。
たとえば、あなたはフェミニストが「このアニメは少女たちにこんな体型になれと求めている!」と叩いたとき、他のフェミニストが「それは藁人形だ!このアニメはそんなことを言ってない!」と批判するのを、一度でも見たことがあるだろうか?
ないはずである。
なぜならそんな首尾一貫性を持った者は、彼らの中にいないのだから。
参考リンク・資料:
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