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 Men Going Their Own Way(我が道を行く男たち)の略。「ミグタウ」と発音する。女性との婚姻や性的交渉を望まない、自発的な独身男性のことを指す。

 女性との婚姻・性交渉を望んでいるにもかかわらずそれが叶えられない【incel】と区別して用いられる。
 ただしincelが少なくとも語義の上では性別を限定しない、”非自発的独身「者」”の意味であるのに対し、こちらは言葉の中にそのまま「男たち」が含まれている。
 
 フェミニストは論敵をインセル認定するにあたり、特に相手のことを知って認定するわけではない。ただの罵倒語としてデタラメに言っているだけだ。
 論理的に考えれば、MGTOWはincelよりもさらに【ミソジニー】が強いはずである。incelが女性との幸せな交際を望みながら、醜貌や社会的地位などの外的障害によって叶えられないのに対し、MGTOWは自ら女性を拒絶しているのだから。
 したがって、フェミニストが表現規制反対派などの行為を「ミソジニー」呼ばわりして論敵を呼ぶなら、incelよりMGTOWがよりふさわしいはずである。
 しかし実際には、フェミニストは自らの論敵をインセルと呼ぶことが圧倒的に多く、MGTOWが使われることは皆無に近い。

 これはフェミニストが、論敵=「女性と交際することに失敗した敗者」としてレッテルを貼った方が相手にダメージを与えられるだろう、という悪意の想像で行っているためである。
 しかし、このようなレッテルはまさに「女性をトロフィー」としてその獲得の成否によって男性をランク付けするものであり、ここでもフェミニストの言行不一致ぶりがよく表れていると言える。

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