【レビュー】知識を操る超読書術
読書家で有名なメンタリストDaigoさんの本です。
脳の研究を元に効率よく読書をするためにはどう読めば良いのかという解説本となっています。
読書が好きで毎日読書しているので、少しでも読書の質を向上させれたらと思い、読み始めてみました。
上記は目から鱗でした。
なんで1日に20から30冊も読むことができるのか謎でしたが、要は全部読んでおらず、必要な箇所だけ読んでいるからなんですね。
他にも読書の前にメンタルマップという作業をするテクニックもあります。
・なぜ、この本を読もうと思ったのか?
・この本から何を得たいのか?
・読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?
これを事前に洗い出しておくことによって、目次をみたときに自分が読むべき箇所が顕になりますし、途中で挫折しそうになっても、このメンタルマップを再確認することによってモチベーションの維持にもなります。
他にも記憶に定着させるコツとして簡単にできることとして、少し読み進めた後、本を閉じてみて内容を思い出してみる作業をすることによって記憶力が50%〜70%向上するそうです。
Daigoさんの主張として「読んだ本を役立てる上でポイントとなるのは「みんなが覚えていないことを覚え、アウトプットに使うこと」」だそうです。
Daigoさんの本には頻繁に専門用語が出てくるのですが、それはハロー効果を狙ってわざと頻繁に使っているからなんですね。
本書でも「他人の不幸は蜜の味」の「シャーデンフロイデ」、帰国子女というだけでカッコよく見えたり、頭が良さそうと印象付けてしまう「ハロー効果」などたくさんのテクニカルタームが出てきますので、勉強になりますよ。
タイラー・コーエンという方の「読めば読むほど、1冊あたりの情報の価値は低下する」という言葉があります。
同じジャンルの本が3冊あるとします。
1冊を丸々読むと、以前よりそのジャンルに精通することができますよね。
その後に残りの2冊を読もうとすると、もうすでに知っている情報が書かれていたりするので、読めば読むほど1冊あたりの情報の価値は低下するという主張なんですね。
ある程度そのジャンルの基礎知識があって精通している場合、1冊の本から得られる情報は全体の7%〜11%しか無いそうです。
まとめですが、これからはきちんと読み込むところは丁寧にアウトプットするなどして理解し、記憶に定着させるようにしようと思いました。
特にテクニカルターム(専門用語)に関しては使いこなせるようしっかり読み込みます。
また、私に欠如している人の感情に共感する「共感能力」を向上させるために小説を読むことも日々の習慣に取り入れることにします。
今回の記事で紹介した以外にもたくさんのテクニックが本書では紹介されています。
少しでも役に立ったと思ったらぜひ実際に本書を読んでみることをおすすめします。
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