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日本の掃除

おそうじ道具
皆さんは、家のおそうじをするときにどのような道具を使っていますか。
ほうきやタオル、たわしやスポンジでしょうか。
日本にはたくさんのおそうじ道具がありますが、そんな中でも、日本のプロが必ずと言っても良いほど使用する道具をご紹介します。

そもそも日本にはおそうじを専門とするプロの会社がたくさんあります。一般的にはおそうじと言えば、家の中と家の外に分類されますが、その両方にプロの会社が存在します。

家の中のプロと言えば、ハウスクリーニング業者と呼ばれたりしますが、日本のハウスクリーニングは世界で一般的に知られているようなものとは大きく異なります。そもそも日本のハウスクリーニング業者、つまり、ハウスクリーニングのプロと呼ばれる人たちはおそうじのみをします。

一方で世界的に見れば、ハウスクリーニングはメイドの仕事に位置づけられており、おそうじだけでなく、家の片づけや洗濯などもします。日本で言うところの家事代行に近い存在です。
さらに、日本のハウスクリーニングレベルは非常に高く、汚れに対する知識、細かい部分まで仕上げるこだわりなどは海外のおそうじと比べて異なります。
おそらく国民性の違いがあるかもしれませんが、キッチンのおそうじにしても、お風呂のおそうじにしても、細かい部分まで仕上げるのが日本のプロのおそうじ会社です。そのため、道具の使い分けも多く、おそうじのプロが使用する道具の数は一般的に家庭にあるようなおそうじ道具と比べても非常に多いです。
そんなプロのおそうじ会社が使用する道具をいくつかご紹介したいと思います。

KIREIにするための代表的な道具

①マイクロファイバータオル
通常のタオルとは違い、小さな毛羽立ちがあり、埃や汚れを吸着させる力が強いです。水に濡らして拭くだけでも、ちょっとした汚れであれば除去できます。

②サッシ用ブラシ
窓枠のレールや隙間に着いた汚れを取る際に使用します。上と下の両方にブラシがついている場合は固いものと柔らかいものに使い分けて使用することが一般的です。

③カーボン製スクレーパー
こびりついた汚れを取る時に使用します。スクレーパーにもたくさんの種類がありますが、その中でもこのスクレーパーは対象面に傷をつけにくいことが特徴です。

④隙間用スティック
サッシブラシでは入らない小さな隙間をおそうじする際に使用します。使い捨てタイプですが、使用場面が非常に多く、日本のプロのおそうじ会社の多くは必ず持っているものです。

⑤ソフトパット
パットにもたくさんの種類がありますが、このパットは摩擦力が強くないタイプです。そのため、多くの場面で使用することがあります。

おそらく皆さんも見たことがあるものもあれば、初めてみるものもあるかと思います。ですが、道具としては、至ってシンプルです。
しかし、パットでも何十種類とあり使い分けること、それらをどのように使用すると効率よく、完璧に汚れを落とすことができるのか、こういったことは道具以上に知識と経験が必要になります。
つまり、日本のおそうじのプロと呼ばれる人たちは、薬剤や道具に頼るだけでなく、それ以上に知識や経験が必要であり、職人に近いイメージなのです。

日本の家はKIREIな家が多いです。それでもプロに頼めば、一般的なKIREIとは比較にならないほどKIREIになります。それは、こういった道具を正しく使い分ける知識や経験や技術、そして日本人がそもそも持った国民性に現れるのではないかと私は考えます。

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