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16. 自分を認める
自分を認めることが、まだあまりできたことがない。
生きてて、なんでこう言ってしまったんだろう。なんでこうしちゃったんだろう。どうして自分はこうなのだろう。と、自分を責めることは多いが、自分を認めてあげることはほとんどない。
もちろん、しんどくなった時に仕方がなかったなどと自分が悪いわけではないような理由を作ることはあるが、根本的に認めてあげることは難しい。
ただ、1回もないわけではなく、認めてあげた時もある。勉強をして志望校に合格したとき。きつい部活に耐えて3年間やり切った時。炎上案件でもがきながら乗り越えた時。どれも、何かを犠牲にしたり我慢したりしながら、しんどいことを乗り越えた時だ。
この世の中には楽しいこと面白いことはいっぱいある。誘惑が多いので、気がついたら日々が過ぎてしまう。何もできなかった、何もしなかった自分を責める日々が続いてしまう。
それで良いんじゃない?気楽に生きれば良いんじゃない?楽しんで生きようよ。そう自分に言い聞かせてた時もある。今でもある。でも、それは自分には向いてないのかもしれないと思った。
しんどい。きつい。そう思いながら、プライベートの短絡的な楽しい時間を犠牲に、何かに没頭して頑張る。きつかった分だけ、僕は自分を認められる。よくやったと言ってあげられる。それこそが1番の喜びだ。
人生幸せになったもん勝ちだとしたら、僕にとってはそういう生活を送ることで、勝ちになるのであろう。コールドもKOも一本なく、最後の最後まで戦い抜いて判定勝ちすることでやっと勝てる。そういう人生なんだろう。
そう気づいた時に、もっと楽に生きたかったと少しだけ思ったが、この人生しかなかったし、これ以外で幸せになった自分の想像ができなかったから、そんなもんなんだと思う。
今日も今日とて、自分を責めることの方が多い。このままだとKO負けなので、明日は判定負けくらいにはしておきたい。
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