法律相談のハードルを下げる方法

ゆうちょ財団主催【前向きになれるお金の話】

コロナ禍でオンラインとなった「お金の不安を解消する~ひとり親世帯の無料家計相談会~」。昨年から相談員に弁護士さんが加わりました。

離婚前は相手との交渉が必要になるため、かなり消耗する時期だと思います。
離婚後の生活について家計に関する相談を受けている中でも、そもそも、何を、どう、交渉したらいいのか、すらわからないと言う方からの相談もたくさん受けてきました。

また、離婚後も養育費の見直しなど、またまた消耗することが起きたりします。離婚せずに別居しているときには、婚姻費用がありますが、これも別居期間が長くなると見直しが必要になることもあります。さて、どう交渉したものだか?と悩まれる方が多いです。

そんな時に頼りになるのが『法律』です。法的にどんな権利があるのか、どんな義務があるのか、その点を知っておくだけでも交渉に役立ちます。

また、交渉ポイントがわかるだけでは、どう伝えるのかも難しいと思いますが、どのような言葉で交渉したら良いのか、も相談してみたらいいと思います。

でも、弁護士さんってハードルが高いですよね。また、どうやって選んだらいいのかもわからないと思います。

その方法のひとつとして、本相談会を利用してください。離婚前、離婚後の方からの相談を数多く受けてくださっている弁護士さんが対応してくれます。

今年度は隔月での対応でしたが、4月からは毎月対応してくれます。いつもはすぐに満席になってしまいますが、今回は年度末のせいもあるのか、4月の相談枠がまだ空いています。

お忙しい時期かもしれませんが、悩んでいる方はぜひ予約をしておいてください。心機一転、打開策を見いだせると思いますよ。

日程が合わない、もっと早く相談したい、という方は『法テラス』を利用する方法もあります。

<法テラス>
https://www.houterasu.or.jp/

『法テラス』とは、国が設立した法的トラブル解決の総合案内所です。弁護士や司法書士など法律の専門家が電話や面談で相談にのってくれます。相談内容は多岐に渡り、離婚のことから賃貸契約のこと、借金や労働トラブル、相続、消費者被害、成年後見などさまざまなことに相談にのってくれます。

相談料に関しては、経済的に余裕がないときには「民事法律扶助制度」を利用して無料で相談が受けられます。経済的に余裕がないとは、どういった状況かというと、収入や資産が一定額以下という条件があります。通常は世帯で判定されますが、離婚相談の場合は、配偶者の収入が合算されませんので、相談される方の収入及び資産が一定以下であれば無料で相談が受けられますよ。

<法テラス:無料の法律相談の概要>
https://www.houterasu.or.jp/madoguchi_info/faq/faq_2/index.html?fbclid=IwAR0gjiUaKZl4OWjxrHSqFSUiTUDzyMoHUgupLBprYVgIsumQhiitUB-4Ya4

ただし、弁護士さんに相談したことのある方は少ないので、なかなか一歩が踏み出しにくいかもしれませんね。そんなときは、さまざまなことを相談にのってくれる自立相談支援機関に相談してみる方法もあります。内容によっては、弁護士相談に同行してくれるときもありますので、ぜひ相談してみてくださいね。

<自立相談支援機関の相談窓口>
https://www.mhlw.go.jp/content/000936284.pdf

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相談はハードルが高いと思いますが、本相談会は「ちょっと話を聞いてみたいな」という気楽な気持ちでお申込みいただいて大丈夫です。今回は予定が合わないけれど、という方は、毎月月初には翌々月の予約案内がありますので、ご確認くださいね。

相談内容はまとまっていなくても大丈夫です。親御さんだけでなく、お子さんからの相談も大歓迎です! 気になることを雑談のように話しながらでも、私たち相談員が紐解いていきますので、緊張せずにご相談くださいね。

<無料オンライン相談 お申込みはコチラ>
https://soudan-yucho-f.rsvsys.jp/

(なかもり)

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