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甘いものは人を幸せにする2

「なんて日だ!」

そんな風にいいたくなる日だ


一方的な価値観の押し付けで

言われたくないことを言われる


価値観は人それぞれだから

意見の食い違いがあるのは

しょうがない


僕だって大人だ

21歳で20も過ぎてる


けど嫌になるときもある

耐えて耐えて耐えて耐えて

体力がゼロになるときもあるのだ


「もう話を聞きたくありません」

そう言ってしまいたい


けど


「嫌われたくない」

という弱さも僕にはある


吐き出せないモヤモヤ

言葉にできない気持ち


体ごと燃やしたくなる


そんなときは

「パフェだ! パフェしかない」


僕は近所の珈琲館へ直行した


席について5秒

「苺(いちご)パフェください」

すぐにパフェを注文した

約10分

「こちら苺(いちご)パフェになります」


バニラアイスに丸い生クリーム

そこにちょこんとかわいらしく

いちごが乗っている


王冠みたいだ


「甘香りが最高〜」


とろ~んとその場に倒れてしまいそうだ


さっそくいちごソースがかかった

アイスと生クリームを合わせて食べる


「あ~もう幸せ!」


もう無くなった

今までのモヤモヤとか

そんなものはなくなった


体がパフェに全集中するから

なくなるのだ


嘘だと思うならやってみてほしい

甘いものは人を幸せにするから


それからはパフェとデート

ちょこんとのってる

いちごは、とっておいて


まずはアイスと生クリームを楽しむ

いちごソースの酸味がちょうどいい


少し飽きてきたら

王冠いちごを食べる


「くぅ~美味しい」


メインが終わっても

次を用意してくれてるのがパフェだ


待ってました!とシリアルが

ザクザクと、幸せのマーチを奏でる


楽しんでいるとあっという間に

終わってしまって


「もう終わりかな」

と思わせてからのサプライズを忘れない


王冠いちごが底にいた!


「最後まで幸せ〜」


最後まで甘いものは人を幸せにする


王冠のいちごが底にいるように

世の中に上も下もないと思う

生クリームとバニラアイスも美味しいし

シリアルといちごソースも美味しいのだ


甘いものがあれば僕は生きていける

パフェありがとう!


甘いものは人を幸せにしてくれるよね


ちょっとでも辛いことがあったら

パフェを食べよう!


追いパフェしようか悩みながら

珈琲館にて

〈終わり〉









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