#16 教員だからこそ見つけたい、心地よい『働き方のバランス』|自分も大切にするキャリアの築き方
こんにちは、hitorigotoの後藤です。
教員の仕事量には“際限”がありません。
授業の準備や採点、保護者対応、部活動指導に加えて、膨大な事務仕事。心のどこかで「もっと頑張らなければ」と自分を追い込んでしまうこともあるかもしれません。
気付けば自分のことよりも仕事や周りを優先する毎日。
そんな日々が続くと、自分らしさや人生の楽しさを見失ってしまうことがあります。
この時代に求められるのは"働き方のバランス"。
仕事に全力を注ぎながらも、自分自身の人生を大切にする、そんな働き方を見つけることが、長く幸せに教員を続けるポイントです。
今回は、教員が無理をしすぎず自分らしさを大切にしながら働くためのポイントについて書きます。
教員の働き方が「限界」を迎えやすい理由
教員の働き方が過剰になりやすいのは、主に3つの理由があると考えます。
1. 子どもたちや周囲への"責任感"
教員は、子どもたちの未来を支える大切な役割を担っている。そのため、「自分の力が子どもたちに影響する」と強く感じ、頑張りすぎてしまうことがあります。
2. 「もっと良くしたい」という向上心
授業をもっと分かりやすくしたい、子どもたち一人ひとりに寄り添いたいという向上心は大切ですが、すべてを完璧にしようとすると際限がなくなります。
3. 仕事の境界線が曖昧になりがち
教員の仕事は授業だけではありません。放課後の部活動指導や、保護者とのコミュニケーション、行事の準備や事務作業、すべてが「子どものため」と考えると、つい自分の時間を削ってしまいます。
こうした働き方が続くと、心や体が疲れます。どれだけ情熱があっても、無理をすれば限界が来てしまうもの。
"バランス"を見つけることで得られるもの
心地よい"働き方のバランス"を見つけることで、教員自身の人生にも良い変化が生まれます。
自分の時間を大切にすることで、心に余裕が生まれる
仕事に追われる毎日では、心の余裕を失いがち。自分の時間を確保することで、リフレッシュした状態で子どもたちと向き合うことができます。
教員としての魅力が増す
自分自身が人生を楽しむ姿勢は、子どもたちにも伝わります。趣味や学びを楽しむ姿、人生を大切にする姿は子どもたちにとって良いお手本になります。
長く健康に働ける
無理をしすぎず自分のペースで働くことは、心身の健康にもつながります。健康であることは、教員として長く働くために必要不可欠。
"働き方のバランス"を見つけることは、決して「手を抜く」ことではありません。むしろ、自分自身を大切にすることで、より良い教員であり続けることができます。
働き方のバランスを見つけるためのヒント
心地よいバランスを見つけるために、今日から意識したいポイントを4つ挙げます。
1. 自分の「限界」を知る
まずは、自分の心や体の限界を知ること。「ここまでなら頑張れる」「これ以上は無理」と、自分の中の基準を明確にすることが重要です。
例えば、毎日遅くまで残業するのが当たり前になっている場合、その働き方が本当に必要なのか一度見直してみると良いです。
2. 仕事の「境界線」を引く
教員の仕事は無限にありますが、すべてを完璧にこなす必要はない。自分ができる範囲でベストを尽くし、「ここから先は手放す」と決めることで、心の負担を減らすことができます。
例えば、完璧な授業準備を目指すのではなく、「8割の完成度で良しとする」と決めるだけでも、気持ちが楽になります。
3. 自分のための時間を確保する
仕事以外の時間を、意識的に確保することも重要。趣味や家族との時間、学び直しや新しい挑戦。どんな時間でも構わないので、自分の人生を豊かにする時間を大切にしましょう。
その時間が、仕事への活力や新しいアイデアにもつながります。
4. 周りに頼ることを恐れない
「自分が頑張らなければ」と一人で抱え込む人が多いのが教員という職業です。
周りの同僚や管理職、家族に相談したり、外のつながりをつくることによって負担を軽減することができます。
助けを求めることは、決して弱さではありません。
自分を大切にすることが、子どもたちのためになる
"働き方のバランス"を見つけることは、自分自身のためだけでなく子どもたちにとっても大切なこと。
心に余裕がない状態で子どもたちと向き合っても、良い関係を築くことは難しいです。逆に、自分自身が人生を楽しんでいる姿は子どもたちにとって最高の学びになります。
教員が「自分の人生を大切にする」という姿勢を見せることは、子どもたちに「人生を楽しむことの大切さ」を教える最高の方法です。
無理をせず、自分らしく働くために
自分自身を犠牲にするのではなく、自分の人生を一番大切に。
その姿勢が教員としての魅力を高め、子どもたちにも良い影響を与えます。
そして、"働き方のバランス"は一度見つけたら終わりではありません。日々の中で少しずつ調整しながら、自分らしく、心地よく働き続ける。自身のペースで見つけていきましょう。
教員同士が救い合う未来へ
教育の現場は変革期にあります。その中で、教員一人ひとりが孤立せず、繋がりをもって働ける環境をつくることが、子どもたちのためにもなります。
コミュニティを通じて、「救い合える仲間がいる」という安心感が生まれる。
大人にもそういった繋がりがたくさんあっていいと思うんです。
最後に
動こうとしてずっと動けていなかった2つのSNSを新たに始動させるかもしれません。始動できないかもしれません。
Youtube
TikTok
少しふざけた名前かもしれませんが、動画が投稿されるトリガーはみなさんの100フォロワーという挑戦的な内容です。
自分を突き動かすための自分への挑戦でもあります。
最後の最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今後も皆さんの役に立てる、自分らしさを創り出すための記事を投稿していきますのでスキ・コメント・フォローなどいただけると励みになります。
後藤 裕磨