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はじめての愉悦

私は田中愛子じゃない。
だから今度なんてない。
だからもう待たないし
殺す。

愚痴を書いたことのある客、
昨日あの日あいつの嘘のせいで来れなかったお客が来てくれて
プレゼントをくれた。
それは私が
とても欲しかったものだった
嬉しすぎると
人は逆に涙がひっこむのか
涙脆い私は大興奮して
オタク特有の早口で熱弁をふるいながら感謝を伝えた。
お客は少し引いていた。
お客は4度目、また射精できなかった。
お前は射精障害ではないのか?
余計な事を書いた。
しかもこのお客はクリスマスにも一番欲しいものをくれた。
本当にセンスがよく
話もうんうんとよく聞いてくれる。
趣味が合う訳では無い。
射精はできないが、良い奴なのだ。
私はだからとても大切にしている。
とてもいい人なのだ。
今回も何度もお礼を言った。伝えきれないくらいだ。
在籍を変えて、家がかなり離れても来てくれる。
本当にいい人なのだから。
この人は幸せになって欲しい。病気とかしないで欲しい。安楽死して欲しい。(死のことを考えるな)

今こうしてネカフェで当欠寸前でノートを書いている私はおそらく不幸な死に方をする。
間違いない。

事件という程でもない。
うんざりというかストレスの元凶、
予想は着くだろう。
写メ日記にこれみよがしにそのプレゼントを載せた。
営業アカウントにもさんざんあの日から鬱だ鬱だと騒いでいたが救世主のおかげで最高の誕生日になったと。
それを見た嘘つき男が
LINEではそれまで普通にやり取りをしていた。
しかし写メ日記とTwitterをみたのだろう。

今源氏名ちゃんとはなしたくない、
理由はさっき遊んだ仲良しさんにでも聞いて


と不貞腐れたのだ。


自分がプレゼントをあげられなかった不甲斐なさからなのか

悔しさなのか


男心はよく分かりませんが



情けなさすぎてみっともなさすぎて

なぜでしょう。

わたしはおかしくておかしくてたまりませんでした


口角が上がるのを感じました



くだらなすぎる




自分から言い出した約束を守れず
嘘をつき
喧嘩になり
平謝りしてきて
しぶしぶゆるしてもらったことにも察せず
自分だけスッキリして
自分だけ盛大にお祝いしてもらったプレゼントを大量に持ち帰り
そしてそれで一応ことは収まったはずなのに

今度は自分なんかよりきちんと私をお祝いした相手に嫉妬し、醜く不貞腐れ
それを好きな相手にぶつけるという女々しさ


だけど私は敢えて怒らず優しく接しました


慈愛に満ち溢れた態度で接しました



それは呪いです


こいつをわたしから逃さない縛りです。

許すつもりは無い


もう次は無いのです。



私はこいつの態度がおかしくてたまらなくてそしてこんなおとこがいるのかと、
帰り道おかしくてたまらなくて大笑いしました



愉悦とはこういうことなのか


子供の頃は分からなかった

その感情が初めて芽ばえました


復讐のつもりはありません
その感情とも違います


ただ、馬鹿馬鹿しい



くだらない


醜い嫉妬




せいぜい私の為に頑張れよ




私に嘘をつき



このお客様に迷惑をかけたこと




その罪なのです





償いなさい

苦しみなさい



立ち止まらずに稼ぎなさい




私だけの為に




ま、私は当欠しますけどね?

ではごきげんよう

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