非正規雇用時代の思い出①ー1社目

※10年以上前の話。

巷では人気のない非正規雇用、私は契約終了すれば後腐れ無くさっさと辞められるのでそれほど否定的では無かった。
とはいえ、最初のうちは出来れば正社員になれればと思い、契約社員→正社員登用の道筋がある職場を選んで求職した。

数社経験したけれど、結局この会社で正社員はちょっと… と思いどちらも契約終了で離職させて頂いた。
かなり昔の話だけれどまだしっかり覚えている。 自分にとっても強烈な体験だったのだろう。 昔書いていたブログでも人気あったので一応ここでも書き残しておこう。

1社目はとにかく上司がポンコツだった。 親会社に居場所が無くて外に出されたという噂に値する人物だった。 思いつきで指示を出すから出した指示を忘れる。 部下に逆ギレ、私の契約期間は1年だったけれど、その後紹介予定派遣で入った担当者は皆さん3ヶ月で契約終了、半年で3人人が交代し、ついでに他部署の部長と課長代理を鬱病に追い込んで、親会社に戻された。 (因みに彼は親会社に戻った後も騒動を起こしている、それはまた別に機会に)

彼の元で怒鳴られたり、思いつきで指示を出されたり、必要のないチェックで業務妨害を受けつつも残業をしないように業務を回す、と頑張った1年あるかがあるおかげで、その後の何かと問題のある職場でも動じずに済むようになった。 上司が上司として機能する事が普通と思ってはいけないのだ。 周りの人は私の上司との関わりを恐れて誰一人助けてくれなかった。 おかげで職場の人間を職務遂行上どのように関係があるかだけで見るようになった。 その後の職場の面倒くさい人をスルーする上で役立った。

因みにそのポンコツ上司は普段は悪い人では無かった。 ただただ、責任を取りたく無い人だった。