非正規雇用時代の思い出⑨ー6社目1/7

海外へ行く前の最後の長期契約になった派遣先は外資系コンサル会社だった。

前任は数週間で来なくなり、その前の人も3ヶ月で契約終了、その前の人は1年間勤務していたとの事だった。
多分何かあるのだろうけれど、1年間続けていた人も、3ヶ月で辞めた人も残業は少なかったとの事だったので応募し、決まった。 とはいえ派遣先の意向で最初はお試し期間、1ヶ月での契約になった。

同時期に他部署には社員の方も4人入社されていた。 1人は課長クラスの人だった。 1人は3ヶ月で辞め、更に課長クラスの人も含めて2人は1年で退社した。 1人は私より長続き、でも今は別会社に転職している。

私の上司にあたる女性マネージャーは、辞めた人達は何が不満が分からないし、処理の方法については説明出来ないと言われたので過去の処理を調べた。 前任が辞めて1ヶ月経過していた。 派遣の入れ替りが激しかったせいか一つの取引先に複数のコードが割り当てられたり、残高はあるのに請求書が見つからなかったりした。

隣には若い男性社員が1人、かなり残業しているようだったが、日中は頻繁に喫煙室に入り浸っていて煙草臭くて苦手だった。 仕事に必死でそちらまで気が回りませんと言うポーズで距離を置いた(実際覚える事多すぎだったし)

調べながら粛々とやっていくうちに、何となく状況が掴めてきた。