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母とゲーム

先月から週一で母と「あつまれどうぶつの森」ので遊ぶようにしている。

後期高齢者医療制度の対象年齢となる母にとって
きれいな映像やリアルな音は魅力的である一方で、Switchのボタン操作も、ゲームの複雑さも なかなか覚えられない様子。
大きなテレビ画面で遊んでいるけれど、視力もそれほど良い訳ではない。

本当に楽しんでるのかなぁ…。
本当は興味が無いけれど、話を合わせてくれているだけではないのか。
一緒に遊びながら、考えてしまう。

とはいえ、母も相当物覚えが悪くなってきたと判ったのは収穫だった。
何十年も継続している掃除、料理の支度、買い物はもちろん、月イチの通院も含めて日々の生活は不自由ない。だけど、70年以上過ごした人生の終盤に与えられたゲーム機は母には馴染みが無さ過ぎて、なかなか頭に入らないのだろう。

ゲーム機を共有している同居中の弟から何度も操作方法は教えてもらっているし、私も何度も同じ事を言っているが、毎回スティック操作や、ボタン操作を間違えている。プレイ時間が長くなれば、覚えてくるのか。

…出来る範囲で楽しんでくれれば、それでいい。

多分、私が毎週来てくれて、一緒に遊んでくれることが嬉しいのだろう。
そう思って、毎週実家で一緒に遊ぶ事は今後も継続する事にした。


それにしても、母のような高齢者が対象の「情報番組」内容が薄っぺらになる訳ね。
仕方ない。納得したわ。