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虎に翼とわたし3

ごきげんよう!

(さよーならまたいつか!

内臓をずっとかき乱されていた今週の朝ドラ。
ケアを担う人たちに対する、あのぞんざいで無神経な扱いはいったい何なんだろう。
令和の今も尚残っている謎に、胃はムカムカ、みぞおちはゾワゾワ。

主人公寅子のように、生まれた時から家族や親族という入れ物に恵まれて育った身としては、
相互扶助は当たり前だし、困っていたらそりゃ扶けるだろ。と、なんの疑問も持たずに一定の年齢まで生きてきた。
けれど、あるときそうじゃない人もいると知る。

己の無知による言動が、他者を、そして自分自身を無自覚に傷つけてきたのだと理解してからは、学び続ける日々だ。

法も同様で、使い方によっては時に人を縛り、苦しめる。

ドラマ内で梅子が言っていたように、相互扶助とは本来、
「互いに誰かのせいにせず、自分の人生を自分で生きている人」との間で成立するわけで、
おんぶにだっこ、己で出来ることさえもすべて丸投げして押し付ける人とは成立しない。

“相互”だっつってんじゃん。

自分の立ち位置によっては、何の疑問も持たない人も居るだろう。

胸くそ悪いなーと思いながらのドラマ終盤、
あらゆる役割から降りる決断をした彼女を観て、ほんの少しだけ溜飲を下げつつも、
本来のあるべき姿から遠く離れた現状に、百年経ってもこれなんだよな…と、苦いものがこみ上げるのだった。

我が家の愛猫ローちゃんは、一万年と二千年前から可愛いし、
一億と二千年たっても変わらない可愛さでも全く問題ないんだけどね。

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