よっぱらい

よっぱらっている。目がとろんとしていて、平衡感覚がなくなり、頭の中がほわほわとして、実に楽しいような、ファンタジーのような、全てが現実なのに嘘のような感じすらしてくる。
今日は友だちと飲んだ。しこたま飲んだ酒なんて弱いんだから、飲まないほうが良いに決まっているのに、心は飲みたいと叫んでいた。だから心に従うことにした。たとえ後悔したとしても、正直ではいられる。何よりも自分自身に嘘を着きたくなかった。
飲んだ。
そして更に。
酒を飲んだ。
自分で買った酒も、友人に飲ます分を少し残して、後は自分で飲んでいく。
自分は二番目に酔っ払いで、自分の他に酒を飲んだ奴は二人だけ、一人はほんの少しだけ飲んで酔っ払ってる。もう一人は自分以上に酒とワイキャイしてる雰囲気に酔っ払う。
最後に自分。人と飲むお酒が楽しくて飲んだくれ。
そんな自分は友人の輪の中で、ぼんやりとにやけながら次は何時この中で酒が飲めるのか考えていた。

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