見出し画像

「ひとり」の楽しさ、素晴らしさを伝える意味とは?

おひとりさま検定試験2期の初級検定の募集・採点が終了し、合格者のみなさんで中級の発信チャレンジを行っていました。
2期の中級チャレンジに参加いただいたみなさんの「発信」の内容が本当に素晴らしく、相乗効果で「ひとり・孤独」に対して改めて考える機会になりました。

また、1期上級のグループコンサルでは相変わらず、仲間がいることの強さ、素晴らしさを感じさせられています。「ひとり」だけど「ひとり」じゃない、そのような実践が受講生の中に根付いてきていることが嬉しい毎日です。

「ひとり」の接続点を増やして行くこと

私たち「ひとりとひとり」「ひと検」のミッションは、「ひとり」と「ひとり」をつないで行くこと、「ひとり」の接続点を増やして行くことです。
私たちは、当事者団体を作りたいわけではないし、当事者に直接関わっていくと言うより、「ひとり」という社会課題について考え、行動できる人を集め、一緒に学びながら社会の接続点としてそれぞれが役割を果たすことで、「ひとりだな、寂しいな、孤独だな、家族や会社ではない居場所があると良いな、自分と同じ背景を持った人とつながってみたいな」と思っている人たちの受け皿をたくさん創造していきたいという思いがあります。

完全に孤立して社会と遮断して生きている方を「つなごう」と思っても、これは本当に難しいことでしょう。
しかし、その前段階である漠然とした孤独や寂しさを感じている人たちを繋いで行くことができれば、私たちのビジョン、個立有援・個立有縁の未来を創っていく第一歩になると信じています。

「ひとり」の課題は、「場づくり」の課題である

例えば、人付き合いの少ない孤立しかかっている人に集まって欲しい! と思って、地域でイベントを開催しても、実際に参加される人は、アクティブで社交的で人とのお付き合いが苦ではない方が多く集まり、本来のターゲットである孤立しかかっている人という人は集まりません。そもそも人間関係がシンドイ人は、人の集まる場所になんか来てはくれないのですよね。
これは「場づくり」の課題であると感じています。

ひとりは寂しいんだけど、ひととのつながりが面倒くさい。そんな人がうっすら人とつながれるような、しんどくない関係づくり、場づくりには、リアルではないテクノロジーを使った「新しい場づくり」も必要になるでしょう。
アプリやSNSでのネットワーク構築などもある意味「未来の場づくり」のカタチだとも感じています。
もっとライトにするならば、数時間スポット的につながるワークショップのような「場」も、年齢や性別も関係無くカラダと頭を使いながら気軽につながりをつくることができます。このコロナを経験した今ならば、リアルだってオンラインだってできます。ちなみに、当団体のイベントや講座には海外から参加される人もいるので、場合によってはグローバルな展開にもつながることがあるんです。やらなければ気付かなかったことも、やってみると拡がっていくということは大いにあるんですよね。
同じ背景を持つ人たちで集まるサロン活動やサークル活動も今までと変わらず必要です。
多様化するニーズに応えられるように細分化され、旗を立てる人が増えることで、「ひとり」の課題は、少しずつ解決して行くはずなのです。

「ひとり」の楽しさ、素晴らしさは、「ひとり」ではないからこそ伝えられる

ちなみに、私は「ひとりや孤独」が悪いことだとは思いません。「ひとり」であることの方が気楽で自由ですし「孤独」で有る方が自分自身に向き合える。
人と関わることで疲れるし、しんどいことも多い。
だけど、たった「ひとり」壁打ちしていてもナニもおきないし、できないことも知っています。ですから「孤立」は怖いと思います。
どんな場合でも「つながり」がなくなるのは恐ろしいことです。
仲間や友達がいるからこそ、世界や視野は拡がるし、アイデアもカタチになる。
「ひとり」ではできないようなプロジェクトも仲間がいるからすすめられる。
「ひとり」の楽しさ、素晴らしさは、「ひとり」ではないからこそ伝えられると信じています。

よろしければサポートをご検討ください。いただいたサポートは取材や「ひとり」と「ひとり」をつなぐ活動に使わせていただきます♡ どうぞ、よろしくお願いいたします!