人生もビジネスも山登りだ！ ミッション／ビジョン勉強会③最終回

実は個人事業主や中小企業にだって必要なんです。ミッション／ビジョン。

それはなぜか？

登山と一緒だから。

登山計画がグラグラしていると、ゴールに向けての方向性が定まらず遭難してしまう可能性が高い。そうするとたくさん遠回りするので時間がかかる。ビジネスで時間がかかると言うことはお金がかかると言うこと。

ちなみに、銀行や公庫がお金を貸してくれるのは時間を売っているからじゃないかな、と最近よく思うんです。
お金を借りるとき、必ず事業計画書を書いて出すんですけど、これ本質を考えると「このような使命(ミッション)があり、将来こうなります(ビジョン)からお金貸してください」と、いうことになるわけです。まぁ、単純に儲かりそうかそうでないかの判断をしているのかもしれませんが、ミッション／ビジョンをちゃんと伝えられると印象は変わると思うのですよ。

どんどん遠回りをして、お金をたくさん使うと「倒産」する可能性が出て来ます。だからこそ、ミッション／ビジョンを明確にする。

だからまず、
①登る山を決める。▶ミッション (どの山を登るか？)
②山が決まれば、何が目的で、どこまで登るのか？▶ビジョン(どこまで登るのか？)
③迷子にならないように登山計画を作る。(今回はやなかったけどバリュー：どう行動するか？)

が、大事になることをこの勉強会ではお伝えしました。

まずは、どういうことがしたくて叶えたいのか、という目的や目標が必要になるだろうし、そういうこともまったく用意していなくて「マーケティング」を教えてくれよ、はあまりにも雑なので(笑)相談者の悩みやミッション／ビジョンのあぶり出しからやる必要があると思っています。
詰まったところから相談して欲しいというのも、戦術や手段がたくさんあること、たったひとつだけの「マーケティング」手法をやっていても答えは見つからない。まずは、自分のやりたいことの整理をして、それを人に伝えられるだけの準備が必要です。(自分も含め)

最後にジョブズの名言

心の底から満足する唯一の方法は、自分が素晴らしいと思える仕事をすること。

私もその通りだと思います。
叶えたいビジョンが明確にあるからこそ突き進んで行ける。何かやりたけど分からないと言う人ほど表面的なことしか見ていないし憧れや少々の嫉妬心は大事だけど、見た目だけの格好良さじゃなくて自分の中にしかないワクワクするような未来、そして理想をカタチにするためのミッションやビジョンを明確にすると一気にいろいろなことが動き出すなぁと。

私もソーシャルな仕事を始めた時、自分は良いことをしている、なんで分かってくれないんだ、って思っていました。漠然としたビジョンと表面的なことしか見ていない嫉妬心。おろかだったと思います。
泥臭くても良い、自分の中にしかないワクワクするような未来を描いて、言語化し人に伝えるようになったときから少しずつ変わっていきました。
勝手にメンター認定している方の言葉で、片時も忘れない一言があります。
活動だけを話すと選択肢が狭まる、ビジョンを話すと可能性が広がる。
素晴らしいと思える仕事をするためにも、ビジョンの言語化は必須なのです。

おしまい(なごなった)