「ひとり好き」のための「隠居」① 自分に最低限必要なものを知る生活
こんにちは、ひとり好きのチロです。
「内向的・隠居・幸福感」をテーマに、ひとりでいることが好きな方に役立つ情報を発信しています。
今回から3回に分けて「隠居」という生活について解説していきたいと思います。
皆さんは隠居と聞いて、どんな生活をイメージするでしょうか?
・仕事を途中退職した人が、貯めたお金でひっそり過ごす生活
・資産運用や投資といったスキルで、お金を増やしながら過ごす生活
・都会から離れて田舎でゆったりと過ごす生活
こういったイメージが、多いかと思います。
しかし、この記事で紹介するのは、こういった生活ではありません。
資産運用、投資、起業といったスキルは紹介していません。
あくまでも、内向型やHSPさんといった「ひとり好き」な方が過ごしやすくなる、幸せな「隠居」について紹介しています。
隠居にも様々な方法があるとは思いますが、今回は、隠居をしながら作家・ライターとして活躍されている大原扁理さんの著書を参考に解説していきます。
特に、
「年収90万円でハッピーライフ」
「なるべく働きたくない人のためのお金の話」
の2冊を参考にさせていただきました。
隠居は、私が個人的に目指しているライフスタイルの一つでもあります。
一緒に、隠居について学んでいきましょう。
1.最初に
隠居とは、短く言うと「自分にとって納得感のある、小さなひとり暮らし」です。
ただし、最初に、隠居という生活は「誰にとっても快適」というものではない、ということはお伝えしたいと思います。
著者である大原さんも、
「こういう暮らし方(隠居)はとても快適なのですが、他の人もそういう風に生きるべきかっていうと大いに疑問です」
と書かれています。
しかし、私は、内向型やHSPといった「ひとり好き」な方にとって、隠居は過ごしやすい生活だと考えています。
それを踏まえた上で、本記事を読んでいただけますと幸いです。
まず、隠居のポイントは以下の3つになります。
①自分に最低限必要なものを把握する生活
②「ひとりの時間」を大切にする生活
③心から「やりたい」と思うことに欲求を向ける生活
今回は「①自分に最低限必要なものを把握する生活」について、解説していきます。
2.自分に最低限必要なものを把握する生活
これは分かりやすく、
・自分に必要なもの以外はしっかりと節約しよう
・要らないモノは手放そう
ということです。
基本的には、ミニマリズムの考え方に基づく生活ですね。
たとえば、衣食住について。
・見栄やストレス解消のために、ブランドの服を購入してしまう
・「料理が面倒くさいから」という理由で、コンビニ弁当や出来合いの食品ばかり食べてしまう
・自分の収入では足りない、高い家賃のところに住んでしまう
こういった、無くても困らない出費を抑えることが、隠居のポイントになります。
要らないモノを手放す、ということのメリットは、単に「出費を減らせる」ということだけではありません。
ミニマリズムは、仕事との向き合い方を考える上で、非常に重要なポイントだと言えます。
多くの人は、仕事をしてお金を得ていると思います。仕事に対して、いろんな目的があると思いますが、「お金は要りません」と言う人はいないでしょう。
では、どれくらいのお金があれば、あなたは生活が出来るのでしょうか?
普段、自分がどれくらいの出費で生活しているのかが分からない場合、「もっと稼がないと」と、がむしゃらに働くことになります。
基本的に仕事は大変で、「毎日仕事が楽しい!」という人は少ないでしょう。
やりたくない仕事に時間を使いすぎる人生なんて、イヤですよね。
ミニマリズムの考え方で、最低限どれくらいのお金が必要なのかを知っていれば、「じゃあこれくらい働けばいいんだ」と、安心に繋がります。
不安になりやすい内向型やHSPさんにとって、このお金の考え方は非常に大切だと思います。
自分の仕事がイヤになってしまったときも、この考え方を知っているかどうかで、見える選択肢が違ってきます。
・自分のお金の消費を知らない場合
→仕事を辞めたい。でも、収入が減るのは不安だし、すぐに仕事は見つからないし……我慢して続けるしかない。
・自分の最低限のお金の消費を知っている場合
→仕事を辞めたい。この会社じゃなくても、自分に必要なお金は稼げるし、いざとなれば生活水準を最低限まで下げればいいから、辞めよう。
こういった違いですね。
もしも、「なんとなくお金を使ってしまっているな」という方がいれば、ぜひ、この隠居の考え方を参考にしていただければと思います。
3.まとめ
さて、今回は隠居のポイントの1つ、「自分に最低限必要なものを把握する生活」について解説してきました。
今回の内容をまとめたいと思います。
・自分の最低限の生活費を把握しておく
・自分に不要なモノは手放して、出費を減らす
・最低限の消費を知ることは、安心に繋がる
この3点を考えていただければと思います。
次回は、2つ目のポイント「ひとりの時間を大切にする生活」について解説していきたいと思います。
今後も「ひとりの時間」を充実させる情報をどんどん発信していきます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
読んでいただきありがとうございます!皆さんの「ひとり時間」が良いものになりますように。