見出し画像

60代になって何をやろうかな?-仕事

60歳になって、かなり重要なことは、仕事をどうするかですね。

世の中的には高齢者が増えて、年金とか社会保障の負担が大きく実際に国の財政は火の車状態ですから、政府は60歳以上になっても国民を働かせようと懸命です。

まあそれは分かるのですが、私は60歳になって仕事へのテンションがかなり下がってしまいました。

体はさすがに少しはガタついていますが大きな支障はないので、単純に気持ちの問題だと思いますが、基本的にはもう頑張る仕事はいいかな、できる範囲でいいかなという感じです。

申し訳ありませんが、政府の期待には応えられそうにありません。

今は個人事業として細々とやってはいます。

仕事について書くにあたっては、 私の仕事関係の事情を少し説明した方がいいですね。

大学を卒業してから、広告代理店とか業界新聞社とかに勤めていたんですが、このまま一生会社員でやっていく人生はどうなのかと深く思い、35歳の時にそれまで自分では想像もしてなかった独立起業をしました。

子供が当時2歳だったのですが、大きくなるとお金がかかり、ますます独立起業できないと思ったので思い切って決断しました。

最初は資本金1万円で会社ができる合資会社を作って、4年ほど経って銀行預金に資本金が貯まっていたので、体裁がいい有限会社にしました。

最初の頃は、メールを中心にいろんな会社に営業をかけて仕事を受注していたのですが、5年も経つとウェブサイトで集客して仕事を受注するというスタイルが確立してきました。

いわゆる待ちの営業ですね。

ブログもたくさん書いてましたし、本も4冊ほど商業出版で出しましたし、通信講座会社でも1つ講座をもち講師をやっていますし、全然有名ではありませんが、まあそれなりの個人的なブランド力ができていたと思います。

ここまでやってる人、できている人は、私の同業者でもあまりいないです。

こちらから営業しなくても、まあまあ仕事が入ってくる仕組みがそれなりにできていたと言えます。

それプラス、運も味方していたのでしょう、それなりに仕事が回っていったわけです。

そうやって20年以上やってきましたが、ここ2、3年ぐらいあまり仕事がなくて、特に60歳になった前後は仕事が激減しました。

私が思うにその一つの理由として、クラウドソーシングが大きいように思います。

受発注双方が仕事しやすい仕組みがあるクラウドソーシングの割合が高まっていったのです。

クラウドソーシングに比べると、個人会社でランディングページを作って、キーワード広告から誘導するようなやり方は弱いのではないでしょうか。

ランディングページをクロージングの場として活用するにしても、今はYoutubeと連携してうまくやるとか、ブログやSNSをもっと有効活用するようなやり方が必要かもしれません。

ただ、もう最近はそこまでやるのも私にはちょっとパワーがないなと感じてましたし、実際全然やれてません。

また自分から自発的に営業活動するようであれば、会社組織も有効に活用できるかもしれませんが、自分から営業をかけるつもりはもう全然ないので、自分の会社も必要ないかなと思いました。

仕事は、今あるランディングページ+キーワード広告で、問い合わせにきた仕事だけ個人事業で細々とやってくだけでいいかなと思いました。

ということで、会社をやめることを決断しました。

独立起業してから24年と5ヶ月経っていました。

まあ、ちょうど切りがいいので、25年は続けたかったですが仕方ないですね。

そして、会社をやめるための手続きや作業を調べはじめたのですが、これもまた結構色々な問題が判明して、会社をやめるのも難しいということが分かりました。

結果としては、会社廃業はお金がかかりすぎ、会社休業にしたのですが、これについて説明すると長くなりますし、その経緯はキンドル出版しているので興味がある人はよろしかったら読んでください。

#会社廃業ー清算 、破産、休業 どれがよいか?: 費用0円で有限会社休業(休眠)!
https://amzn.to/4cDKHqo

私の事業のやり方としてもう1つ説明が必要なのは、会社負担が重い社会保険費用を減らそうと思って、会社経営と個人事業のハイブリッドでやっていたことです。

これも説明すると長くなるので結論だけ言うと、会社と個人で収入を分散し、会社から私への給料を少なくすれば、会社と個人両方の社会保険負担が減るわけです。

ということで、60歳になって会社を休業し、仕事としては個人事業1本でやることになりました。

ちょっと長くなりましたが、以上が私の仕事の前提になります。

そして、仕事をどうするかにあたって、一番のポイントは、言うまでもありませんが、お金の問題です。

60歳時点であと何年生きられるかは自分はもちろん誰にも分からないことですが、寿命が伸びていて、人生百年時代と言われてますから、まあとりあえず百年を念頭に置くとあと40年になります。

でも、こういうこと考えると、40年長いな、もっと仕事をやらなくちゃいけないと思わざるを得ません。

私は国民年金はずっと払っていたのですが、会社員生活が10年ちょっとですから、厚生年金が少なく国民年金メインです。

それほど安泰とは言えませんが、でも、まあそこまで深く考えなくてもいいかな、おおよそのイメージでいいかなという、多少投げやりな感じで考えています。

あまり深く考えても仕方ないのではないでしょうか、と私は思っています。

ぶっちゃけ、私の状況を言ってしまいましょう。

親が建てたもう古いですが、地方都市の郊外にある実家(1979年築)に住んでいるので家賃はかかりません。

私自身はといえば、車も乗りませんし、体力がもたないので釣りに行くこともなくなりましたし、ほとんどお金を使うこともありません。

下の子供は今年大学院(多分修士まで)に行きますが、なんとか貯金の範囲で学費を出せるのではなかろうかという見込みです(上の子供は社会人)。

病気や事故になって入院するリスクもありますが、もう長生きしたいとも思わないので、可能な限り入院は拒否して高額な治療をするつもりもありません。

かみさんは正社員として働いていて家計管理も任せているのですが、私は家に月8万入れてくれればいいと言われています(いつまで続くか分かりませんという問題はあります)。

ということを考えると、今持っている資産の範囲で、65歳から年金受給をする予定で、最悪仕事がほとんどなくても、細々とやっていけば何とかなるのではなかろうかと、結構いい加減なイメージを持っています。

仕事については、希望としては1ヶ月のうちに、10日か15日ぐらいの感じで入ってくるとベストなのですが、そんなに都合のいいようにいくわけがなく、むしろ仕事は全然ないという最悪のパターンで考えています。

一般的な話もまとめておきましょう。

60歳以降の仕事のやり方としては以下が考えられます。

会社勤めするなら
・勤めている会社で定年延長(希望によって時短勤務)する。
・勤めている会社でパートやアルバイトする。
・勤めている会社をやめて、ほかの会社に就職転職する。
・勤めている会社をやめて、ほかの会社でパートやアルバイトする。

自分で仕事するなら
・会社を作る
・個人事業としてやる
・確定申告が必要のない範囲の稼ぎで個人としてやる

基本的には、会社勤めが好きな人や特に問題がない人であれば、時短など勤務形態はどうするか考えるにせよ、会社で仕事するのがいいのではないでしょうか。

私のように、会社勤めができないタイプの人は自分で仕事するしかないですよね。

結論としては、自分として60歳以降のお金の大体のイメージを持ちつつ、どう生きるか、どう時間を過ごしたいかによって、仕事のやり方も決まってくるのではないでしょうか。

60歳時点の現在自分の資産をちゃんと把握して、残りは20年、30年、40年の世界ですから、1ヶ月、1年どのくらいお金を使うかを計算すれば、大雑把にイメージできるはずです。

それで、お金が足りないなと思ったら、働くしかないですよね。

でも、働くにしてもできれば、個人的にはやっていて楽しいこと、面白いことを中心にして、仕事をしたいですね。

60歳になって、やりたくないことはやりたくないですよねw

そういう選択が、今現在時点で私にはできてるだけ、貧乏生活かもしれませんし、派手な生活ではありませんが、いいかもしれないと思っています。

やはり、政府が60歳以降の人へ希望するような働き方はできそうもないですね、私は。

ちなみに、定年後(60歳以降)の生き方についてこの本面白かったですね。

好きに生きる、このくらいのノリでいいのではないでしょうか?

定年バカ
https://amzn.to/49mBCiG

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?