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子どもの学習机と椅子が体にフィットするだけでも学習に取り組みやすくなる

多動症とは

 いわゆる、「多動症」は授業中に離席し、そわそわと動かしていて落ち着き がないなどと指摘されることも少なくない子のことを言います。通常学級における指導においては特別な関わりが必要であるとも言われていますが、学校では多くの時間を着席して過ごさなければならず、落ち着いて着座できない児童も多数います。
 それによって、叱責され続けることによる自尊心の低下によって懸念される二次障がいについても多く指摘されており、児童期後期から二次障がいとして抑うつ傾向になるため、早期の支援が必要と言われています。

家庭でも取り入れられる学習机はどれがいい?

 そんな多動の特性を持つ子どもでも、自分にフィットする机や椅子があると長く座り続けられるかもしれません。
 では、どんな机や椅子を選べばいいか。実はその先行研究もありまして、いわゆる「知育いすデスク」や「e-chesk®」といったものから「家庭用学習机と椅子」の主に3種類を比べました。そしたら、
「e-chesk®」>「知育いすデスク」 >「家庭用学習椅子」の順で
で正しい姿勢を保つことができた、と報告されています。

e-chesk®の実物画像

 家庭用学習椅子は、座面が広いため姿勢を保持しにくい児童には大きな崩れを引き起こしやすい結果が得られています。また「知育いすデスク」および「e-chesk®」は、机と椅子が離れにくいため、そわそわと足を動かしても椅子が動かず、安定した着座姿勢を保つことができていた。また、視界遮蔽 板を設置して使用する場合、周囲に気になるものがあっても視野に入りにくいため、離席したくなる衝動を軽減することにつながると考えられています。

実は、姿勢の崩れだけでなく、模写の結果も同様に家庭用学習椅子では点数が下がります。このことを考えても、知育いすデスクかe-chesk®をお勧めしたいです。

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