日本の「広場」とは?プレイズメイキングと広場
最近読んでいるのはこの本、
「日本の広場」/ 都市デザイン研究体編著
卒論で空間と人のつながりが絡まったことをやりたい、と思い公共空間や空き家・空き地を活用した本など色々見ていたところこの本に出会いました。
そもそも広場って
広場と聞くと、空間にゆとりのある場所を思い浮かべます。
公園の中の噴水が置かれてるだけの広場とか、郊外の開発されたばかりの広い駅前とか。何より、日本ではなく、ギリシャとかイタリアの広々とした空間のほうが広い場所という言葉にはぴったりにきこえる。
上記を見ると、「広々と」していたり「多くの人が集まれる」ような空間を指しています。それぞれの説明でみる視点は異なっていても、物理的に広さを求めていると感じますよね。
日本の「広場」を考える
ただ物理的に空間が存在しているというだけでなく、人びとが「なにかしようと」活動することで「広場」として存在することができるというのだ!私はこの広場化の考えを聞いたとき、あ、私のイメージしたり感じてきたことはこれに近い!と思った。
空間、というものは好きだけど、ただそこに存在していたり、人々に写真を撮られるだけのものではなくて、人々が中心となった空間があること、偶発性によりいきいきとした空間が好きだ。
ヘッダーでお借りした写真のような光景であっても、屋台を用意し、その前に簡易的なイスを置き、さらにイスを使う主体的な存在が存在すれば、それはそれで「広場化」と言えると思う。
人の主体的な行動に着目すると、
「動き」をする人同士やその動きを受ける人が存在することで、
"人と人の関係が生まれている"とみることができる。
広場化のキーワード
★アクティビティの重視
…主体性を求める
★装置の仮設性
…動かせるイスや机
★インテリアの外部空間化
…建物内に外の空間を演出? など…
広場化するにもいろんな方法があるんだな…面白い。
ひとまず、この本から空間と「広場」というものについて考えるきっかけになった。