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過去のグリーフ

過去に動かしていたブログがあります。一緒に暮らしていた先住犬の「バズ」を亡くし、もう1匹の愛犬「サリー」と一緒に暮らしていた際に開設したブログです。

当時の自分がどんな環境で、何を思って言葉を綴っていたのか確認したくて、1投稿目からみてみる事にしました。


はじめに

内容と時系列をみると、サリーの余命宣告「このコは頑張ってあと半年」と言われた5ヶ月後に開設しています。サリーは前立腺がんの診断を受けていました。

数投稿見たところで、バズのペットロス体験が出てきました。バズが亡くなって3年以上経過してから書いていますが、それでも今よりも記憶は鮮明なので、もう忘れてしまっていた細かい様子が書かれていました。

過去の自分に会ってきた

「ペットロス体験①」があって、また数投稿挟んでから「ペットロス体験②」が出てきました。
確か当時、書くことにもすごくパワーが必要で、日にちを空けながら、泣きながら書いていたと思います。

今から11年以上前、バズが亡くなるまでの間に自分自身が置かれてた環境や、当時の思いに出会ってしまって、一気に感情が溢れてしまいました。

声を上げて泣いたのは久しぶりかもしれません。

わたし めっちゃ頑張ってたやん

そう思えました。当時の私の環境を、今になって少し冷静に考えてみると、誰かの助けが必要だったけれど、どうしたらいいのかわからなかった、抑え込んでおくしかなかったのです。

久しぶりに蓋が開いた

ペットロス体験の締めくくりには、こうしてブログにまとめあげたことで気持ちがクリアになったこと、当時は分からなかったけど、グリーフの状態だったことが今ではわかると書いてあります。

ですが今日私は、まだバズとの死別にちゃんと向き合いきれていなかったのかもしれないなと気づきました。

バズとの死別のグリーフに向き合いきれていないまま、サリーの余命宣告によるグリーフを抱え、サリーとの死別前後の自分がどうなるのかが怖くて、どう向き合っていくのかということに一生懸命でした。

バズに対しての拭いきれない後悔はいまだに持っています。
でも今日は、当時の自分自身に対して

あの時は毎日必死だったよね
よく頑張ったよね

そうやって自分を抱きしめてあげたい気持ちになれました。

おわりに

死別に対しての反応、感情の激しさがずいぶん落ち着いていたとしても、
何かの拍子にグリーフの蓋がパカッと開くことがあります。
・・・これ、非常に疲れます・・・

グリーフサポートのセミナー受講時は、忘れていたグリーフの蓋が開きまくって大変でした。

でもそうやって蓋を開く作業が、グリーフに折り合いをつけていく作業でもあるのです。

今日は過去の自分からいいきっかけを得ました。
「ちゃんとまとめてくれててありがとう!」


お読みくださいまして、ありがとうございました。


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