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ヒトノハとローカルデザイン

ヒトノハってどんな会社?

株式会社ヒトノハは、和歌山県那智勝浦町を拠点に活動する、ローカルデザインの会社です。「ローカルデザイン」とは一体何か。明確な答えのない概念ですが、この言葉に対する私たちの考えを、「ローカル」と「デザイン」に分解してお伝えできればと思います。

ヒトノハにとってローカルとは

私たちにとって「多様性」という言葉は、思考の中心に置きたい大切な概念です。「多様」な在り方でいられる世界は、自己との違いに溢れ、その差異に感動できる世界である。そんな世界であり続けるため、私たち一人一人が「らしさ」を表現できる世界であるために、ヒトノハはデザインをしています。

では、身近な多様性って何なのでしょうか?その答えがローカルにあると考えています。日本全国、都市部も地方も色々ありますが、長い時間をかけて育てられたまちの景色や文化、人々の生活の様式にその土地の「らしさ」が滲み出ていて、例えばそれが方言や産業や特産品として現れ、見知らぬ私たちを感動させてくれるのだと考えています。私たちが見知らぬ土地へ旅に行きたくなるのも、そのためではないでしょうか。では、日本全国どこへ行っても変わらぬ景色で、皆が標準語を話し、同じデザインの店が並んでいたらどうでしょう・・?
違いのある、感動できる社会であること、それは多様なものが多様なままに存在できる社会であり、そのような状態が私たちの考える「ローカル」です。ローカル(地域)がいつまでもローカル(独自性が保たれた状態)であるために、私たちはデザインしています。


ヒトノハの考えるデザインとは

ヒトノハにとって「ローカル」は一人一人が「らしく」あれる状態のことと言えます。この場合の一人一人とは各地域や各企業、個々人など様々な単位の個であると考えています。そのような「個」が私たちのクライアントであり、ヒトノハにとってデザインとはクライアントとなる「個」である皆様がもっている「らしさ」がより際立ったカタチで社会に存在し、それらが持続可能な状態になるためのサポートをすることです。それによりローカルが保たれると考えているからです。


ここで私たちがするべきデザインは、単に美しいビジュアルを作ることではなく、クライアントのビジネスや活動自体が持続可能なものか?会社のビジョンやミッションとうまく連動しているか?社会に必要とされる事業デザインになっているか?といった上流の思考や事業の設計であったり、それらをどのような形で社会に送り出すかといったビジュアルのデザインであったりなど、様々な切り口によって成り立ちます。そのため、ヒトノハでは様々な立場のメンバーが活動しています。


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