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加害児童を別室登校!!こんなにも被害児童に寄り添ってくれる中学校もある!!(我が子がいじめ被害にあって思うこと)

こんにちは、HitoniYoriです。

うちは子どもが二人ともイジメ被害により不登校になった経験があります。

みなさんはいじめ防止対策推進法という法律を知っていますか?

いじめ防止対策推進法とはイジメ被害児童を守る法律です。

中身には「いじめを受けた児童等又はその保護者に対する支援」「いじめを行った児童等に対する指導又はその保護者に対する助言を継続的に行う」と書いてあります。

いじめ防止対策推進法の「第二十六条」には「当該児童(イジメ加害児童)等の出席停止を命ずる」とも書かれています。

しかし、実際は加害児童が出席停止になることはありません。

想像ですが理由は下記ではないだろうかと思っております。

この世はイジメ被害児童の泣き寝入りかとずっと思っておりました。

しかし、しかしですよ。

世の中に被害児童に寄り添って、頑張って、加害児童を別室登校にしてくれる中学校があったのです。

いじめ防止対策推進法にそう書かれているので当たり前では?と思われる方もいるかもしれませんが、これはすごいことです。

たまに加害児童が出席停止になった、加害児童が別室登校になったと聞くことはありますが、基本的に加害児童の保護者が了承した時しか、そのような措置にはなりません。

それは加害児童の保護者に教育の権利などで訴えられるといけないからです。

しかし、先日、意見交換をさせて頂いたイジメ被害児童の家族のお話では、加害児童の保護者が教育の権利について文句を言っても、頑張って加害児童を別室登校にした、素晴らしい中学校があるということが分かりました。


プライバシー保護の為、このイジメの詳細については書きません。

時期についても下記のように記載させて頂きます。

「N月」というのは被害児童保護者が記録をつけ始めた月です。
「N+1月」というのは「N月」の1か月後です。
「N+2月」というのは「N月」の2か月後です。
「■前半」月の前半です。
「■後半」月の後半です。

小学校X年生頃


・被害児童が加害児童に暴言(悪口)を言われるようになったそうです。

そして、加害児童と被害児童が中学校で同じクラスになってしまいます。

N月(被害児童の母が記録を始めた月です)

前半

・加害児童から「うざい、死ね」などの暴言、無視、暴力(腹へのパンチ)を受けるようになったそうです。

後半

・被害児童が小児科を受診し、心身症と診断されました。

N+1月(N月の翌月です)

前半

・加害児童と被害児童でトラブルが起こり、被害児童が学校を欠席します。それにより学校の先生が3人、被害児童の家を訪問したそうです。学校の先生は今までの被害児童母の記録を確認します。
・学校は複数名のお友達に聞き取りを実施し、イジメの事実認定をします
・学校が加害児童とその保護者を呼び出して指導したそうです。
・学校から市の教育委員会に連絡をします。


■Yoriの感想
イジメの事実認定も早く、市の教育委員会への連絡も早く、素晴らしい対応と思います。


・加害児童家族が謝罪のため、被害児童家族の家を訪問したそうですが、加害児童母の開き直りにより謝罪は決裂とのこと。(被害児童のお母さんから聞いたお話です)

・被害児童家族が警察に被害届けを出します。

後半

・クラスの生徒に担任が加害児童から被害児童に暴力、暴言があり、加害児童が別室で授業を受けることを説明する

※加害児童だけ会議室で授業


■Yoriの感想
これはすごいことと思います。通常であれば、学校はイジメを隠したがるので普通は担任が生徒にイジメがあったと説明するようなことはありません。


・三日後、教頭先生、担任の先生など含む、3人の先生から被害児童家族に連絡があり、加害児童の保護者から強く「別室での授業をやめろ」と依頼があったと伝えられる。

しかし教頭先生は「○○(被害児童保護者)さんの許可なしには絶対に加害児童を教室には戻しません」と発言されたそうです。

・4日後、教頭先生から下記の連絡が被害児童家族にある。

「加害児童を被害児童と同じ教室に戻します」

被害児童保護者が聞いても「学校の決定です」とのこと。


■Yoriの感想
教頭先生としてもなかなかつらいところです。


N+2月(N月の翌々月)

前半

・加害児童と被害児童で同室で授業を行ったところ、被害児童が過呼吸で保健室にいくことになったとのこと。

・翌日、被害児童家族に学校から連絡があり、加害児童は同学年の別のクラスで授業を受けることになったとのこと。(加害児童が一人で会議室で勉強をするスタイルはここでいったん終わりになります)


■Yoriの感想
どのような状況かは詳しくは言えませんが、加害児童が被害児童と一番離れた同学年のクラスで授業を受けることになったようです。
私としてはそう悪い判断とは思えません。学校としては加害児童の教育の権利も守らなければいけないのでこうしたのでしょう。


・しかし、被害児童は学校を休み続けることになります。

■Yoriの感想:加害児童が近くにいるというプレッシャーでしょうか。

・被害児童母から加害児童家族に手紙(学校を通して)を出します。

後半

・被害児童家族は市議会議員に相談します。

・警察が被害届けを受理します。

N+3月(N月の3か月後)

前半

・学校に言われて、被害児童家族が学校に被害児童の診断書を提出します。

・しかし、学校には「これ以上は対応できません」と言われたそうです。仕方なく、被害児童側は加害児童親子から謝罪の手紙をもらえるように依頼したとのこと。

・この時期、不思議なことに被害児童はクラス内でお友達から嫌味を言われるようになったとのこと。

■Yoriの感想:加害児童側がよくない動きをしていた可能性があります。

後半

・警察が加害児童親子を呼び出し、指導したとのこと。

・学校から次の学年のクラス編成の時に加害児童を別のフロアになるように編成すると提案を受ける。

※この時点でも加害児童はまだ別室(会議室)登校。


■Yoriの感想
加害児童は会議室で授業を受けたり、被害児童から一番離れたクラスで授業を受けたりしていたようです。


N+4月(N月+4か月)

前半

・加害児童別室登校が続いたそうです。
 (この時は加害児童は被害児童とは離れた同学年のクラスで授業を受けていたそうです)
・被害児童は特に問題なく登校出来るようになったとのこと。

後半

・学校、病院、被害児童家族で話し合いを実施します。

・学校の言い分としては下記とのことです。

スクールロイヤーと相談したところ結果、これ以上、会議室は無理、X組(被害児童のクラスと距離が一番離れたクラス)に戻します


■Yoriの感想
学校もよく頑張ったと思いますが、さすがにずっと加害児童を会議室で勉強させるのは、先生の配置的にも難しかったのだと思います。


・被害児童は休みが続きます。

■Yoriの感想:加害児童が近くにいるという緊張感でしょうか。

N+6月(N月の6か月後)

・いじめ重大事態について学校に確認。

・10月に申し立てをしていて受理もされているが、もういじめは認定されているので再度の調査はないとのこと。

以上です。

上記の事案はまだ完全に解決はしていません。

しかしながら、私としては他の学校と比べて素晴らしい対応と思います。

4月からクラスも変わり、この学校であれば、良い方に進み、上手くイジメも解決するような気がします。

よろしければ支援をお願いします。 頂いた支援は今後の活動に役立たせて頂きます。 イジメ被害児童やその家族の支援活動の為に使わせて頂きます。