旬の今しか楽しめないから、生落花生いっとこうぜ
旬の食材は数あれど、これだけ昔からあるのに食べたことのない人が多い食材も少ないのではないでしょうか。
それが、生落花生!
普段購入できる落花生は炒ったものが多くて水分がなくカラカラ。サクサクとか、カリカリといったた食感ですが、生落花生はシャキシャキ。
同じ素材でも、まるで別世界。
生落花生の茹で方
こちらが生落花生。美しい。この状態では食べられません。えぐいので。
まずは水でざぶざぶ洗います。落花生は畑に埋まって育つので、土がけっこう付着しています。
パッと見てそんなに土がなければザルでいいんですが、農家の方から直接いただいたりするとわりと土まみれ。
その場合は目の粗いザルで洗いましょう。ザルだと土が目にはまります。
洗い終えたら大きな鍋に水をはって(水の量は適当でOK)…
塩をイン。大体2%。まあ、ここの塩分量はそんなに気にしなくても大丈夫です。
浮きます。落花生。
そのままで大丈夫。火をかけ、中火で30分。
皮が水分を含んで沈みますが、やっぱりちょっと浮いています。
いちど菜箸なんかで天地を返してあげましょう。
あとは触らなくて大丈夫。
30分経ったので、味見。
いい色。そして熱い!
いただきま〜す。
うん! シャキシャキ! なんだろう、例えるものがあんまり見つからない。
生落花生独特の食感と風味。うめえ。
さて、ここから味付けです。最初に塩を入れたお水を味見して、さきほどの落花生も味見して、2つの味があわさったときにちょうどいいくらいの塩分量なら、このまま煮汁につけて冷めるまで待ちます。
そうでなければ、別途80度くらいの塩水をつくって、ゆであがった落花生をそのなかに入れて待ちます。
そう、茹でただけでは、塩味がつかないんです。
冷めるときに茹で汁を落花生が吸い上げて、中の実に絡むことで、塩味がつくんです。
そのため、茹で汁、もしくは追加する塩水の味がそのままゆで落花生の塩味になります。
そのため、塩分量をいちいち量らなくていいので楽。
ただし、一度茹であげた茶色っぽくなった塩水は、もういちど塩を加えて沸騰させると土の香りが強くなりすぎてちょっと食べにくくなります。
土の香りはほのかにしているくらいがちょうどいいので、茹でた後に塩味を調整するときは面倒でも塩水を別途つくりましょう。
塩を追加することなく、冷めたので完成。
さっきの味見のときよりも、ずっとみずみずしい見た目になっていますよね。
茹で汁を吸い上げた証です。
こいつがめちゃくちゃいい相棒になります。
少し辛めにつくると、お酒が止まらない…。
さすがに全部は食べきれないので、余った分は冷凍して自然解凍すればまたシャキシャキ。
旬の食材を食べると元気になりますよ。
是非、お試しを。
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