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ネコ記録。19歳(人間年齢92歳)の秋。酸素ハウスを借りた。

前回の記録↓

初めて胸水を抜いた時から、実はすでに2度同じ処置をしている。1度胸に水が溜まると毎週抜かないと、と言われていたが、なんとなく調子が良く、時々夕方まで食事をしたがらない日があるものの、基本的には食欲もあり元気だったのだ。獣医に連れていくストレスを考えると、どうしても躊躇してしまった。しかしやはり呼吸が苦しそうだということで、1か月半後の10月11日に獣医に行き、2度目の処置を行うことになった。今回はさすがに全身麻酔は危険だということで局部麻酔。診察後すぐに行ってくれたため、私たちヒト科親子も立ち会った。しかし完全には抜くことはできず、肺に穴が空いてる可能性があり、1か月もたないかもしれないと言われてしまったのだ。

しかしチャトラ2号は驚異の頑張りを見せる。週に1度程度、夕方までハンガーストライキをするものの、比較的元気に過ごしていた。ただ子猫時代に後ろ脚を骨折をしたせいかもともと脚が弱く、そこに老化も加わり後ろ脚がかなり虚弱になっている。内臓が悪いせいで片脚がうまく血が流れてないらしくひんやり冷たい時も。そうなると転ぶ。そして私が実家に行った日、夕方から調子を崩していた。段々と歩き方がおかしくなり、片脚はびっこだったかと思えば、完全に引きずる状態。それなのに高いところに上がろうとして落ちそうになったり。瞳孔も開き、呼吸も荒く、過呼吸のような症状も出た。もう今にも・・・という状態で、明日には獣医に行こうという話に。ただまたお腹に注射をして水を抜くことがチャトラ2号にとっていいことなのか分からず、人間のエゴなのかと迷っていた。その夜、本当に危険な状態に見えたので、実家に泊まろうかとも思ったのだが、少し落ち着いたのもあり&仕事が残っていたため、後ろ髪を引かれつつ母親に任せて帰宅した。それが11月1日。

翌朝起きてすぐに連絡すると、なんと母から「元気。普通に歩いて、ごはんいっぱい食べてる」と返信。安心してヘナヘナと腰が抜けた。でもやはり獣医に行くことにして、結局ここで3回目の胸水除去となった。そして呼吸も苦しそうなので酸素ハウスに入れてもらうため、半日入院に。

で、前置きが長くなったが、猫用の酸素ハウスを借りた。いくつか選択肢はあったが、獣医さんのオススメの会社でテルコムさんから借りることにした。当初は中型(1日1500円、1か月22500円税抜き)を考えていたが、ケージの大きさが新聞紙2枚分って結構大きいなと。チャトラ2号は3キロないし、室内で過ごすのは1時間弱ぐらいだろうと、悩んで悩んで小型にした。ケージの大きさは新聞紙1枚分で60×40×40センチ。ただ酸素を出す機械は大きい。ネットに書かれていた音問題はたいしたことなかった。金額は1日1000円で15日以上は月額15000円になる。今のところ大きさは満足。効果は・・・まだよく分からない(借りてからまだ5日)。ただ獣医から戻ってきてから食欲は旺盛で、転ぶこともなくなったと聞いていた。が、今日会いに行ったら、結構な過呼吸を起こして、ヒト科は不安になりすぎて瞬時にお腹を壊した。。

ひとまずチャトラ2号はまだひょこひょこ歩いている。ごはんも食べる。尻尾も振る。階段をのぼり、2階のお気に入りの椅子にいったり、3階に食事に行ったりもする。そして1日に1時間×3回程度、ハウスに入っている。果たして呼吸がラクになっているのだろうか。分からない。チャトラ2号はどう感じているかだろうか。分からない。ヒト科は不安で仕方なく、しょっちゅうお腹にきているが(!)、なんとかチャトラ2号が生きている時間を楽しもうと思っている。もう19年も一緒に暮らしてくれてるのだ。これ以上ムリは言えない。頑張っているのに頑張ってなんて言えない。ここはクリスチャン精神をお借りして、チャトラ2号の猫生をセレブレートしたい。ただ寄り添って・・・いたいのだが、あまり寄り添われるのが好きでないチャトラ2号なので、ストレスをかけない程度に寄り添います。

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