日経新聞ロックタイムズ
本日5月23日の日本経済新聞朝刊「ロックタイムズ」欄にて、ゲイリー・ムーアについて先日受けたインタビューが掲載されました。
掲載された内容はほんの一部でしたが、インタビューは1時間ほど、音楽ライターさんとソニーの洋楽担当の方とで、非常に楽しく有意義な時間でした。
私はハードロック期のゲイリー・ムーアをよく聴いており、ブルース面はそれほど聴いていませんでした。ブルースってもうちょっとコンパクトな規模で演奏する音楽ですが、ゲイリーのブルースはとにかく音のスケールがでかい。楽器がちぎれそう、生で聴いたら音がデカそう、ということを話していましたが、ハードロック期があってのゲイリーのブルースなので、やっぱり演奏はスケールでかくなりますよね。学生の時、日野皓正さんが「大きなところで演奏しなきゃダメ!演奏が小さくなる!」と授業でおっしゃっていたのを思い出します。
インタビューの前に、家で一番有名な曲「パリの散歩道」を流していたのですが、夫が「Blue Bossaじゃん」と言い出して笑ってしまいました。私はFly Me To The Moonだと思ってましたから。ゲイリーは昔からキメ曲はこのFly Me〜のコード進行が多くて、新譜にも入ってましたね。
ちなみに、私はパリの散歩道と哀愁のヨーロッパがよくごちゃ混ぜになります。昔のBGM仕事でリクエストが多かったのは圧倒的に哀愁のヨーロッパでした。
記事の原稿レイアウトは事前に確認していましたが、思いの外大きな面積で掲載されていましたので、朝、ご覧になった方から色々コメントが入っていて、まあこの面積で突然載ってたら驚きますよね。
写真は、私の持っている古本の「ヤングギター1984年4月号」の楽器屋の広告です。ゲイリー・ムーアといえばストラトかレスポールのイメージで、アイバニーズを持っている姿はあまり記憶にないですね。
紹介したアルバム。両方、名盤中の名盤です。
4月に出た新譜(発掘スタジオ盤)
4月に出た新譜(発掘ライブ盤)これ滅茶苦茶良かったです。
なぜ私がこのインタビューに呼ばれたかというと、これがあったからです。
ゲイリー・ムーア「Over the hills and far away」のカヴァー
そしてこちら。
シン・リジイ「Sarah」のカヴァー」