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ベルリンの夏と近況。

今年は6月中に猛暑日が続いたかと思いきや、7月に入った途端、秋のように涼しい天気が続いていたベルリン。

週末は暑い夏らしい気候となり、街中も人であふれていました。

そう、「あふれていた」んです。

まるでコロナなんて存在しなかったかのように…(汗)。

今のベルリンの状況

現在ベルリンでは公共交通機関内ではマスク着用が義務付けられ、着用していない場合は罰金対象となります。
ですが、屋外に出た途端、マスクを外してしまう人がほとんど。

さらには屋外のカフェやシュプレー川に面した芝生などは、かなり人が密集していて、特にHackescher Markt周辺の芝生は大にぎわい。

その混み具合にぎょっとして、私は静かにその場を去りました…。

最近では、屋外の座席のあるレストランやカフェ、その他公園や芝生、湖のそばなども結構な人出です。
しかも、皆ピリピリしているような感じが全く見られません。

これは、明らかに緩み過ぎている…といえば良いのか。

最近では普通にハグしてる若者もいるし、通りすがりに近くにあったベビーカーなどに普通にさわりながら歩いていくお年寄りなども見かけて、結構衝撃をうけました。

ドイツ国内の旅行

先日、バルト海そばの地域へと国内旅行へ出かけたのですが、今年は車で旅行している人が本当に多い印象をうけました。

バルト海そばに着いて、周りの車のナンバープレートを見てみると、ドイツ国内のあらゆる地域から旅行者が来ている様子。
さらにはルクセンブルクなどの車もありました。

今年の夏は、海に行きたいドイツ居住者がバルト海に集結している印象を見受けます。
よって、ホテルやバケーションレンタルもほぼ満室。
今から8月中の空室などを見ていても、ほぼ満室で、結構お高いホテル以外はなかなか見つかりません。

バルト海そばの宿泊施設は、今年はいつも以上に繁盛しているのかも!?しれませんね。
これまで地中海でバカンスしていた客が、国内に留まっている、という状況であれば納得できます。

なお、ホテルでは、部屋のハウスキーピングは毎日ではなく2日に1度に変更され、朝食のビュッフェはすべて係りの人に頼んで希望するものを盛り付けてもらうという形式に変わっていました。
(食べ物がある場所と客の間に透明なシールドが設置されていました。)

これは自分にサーブされるまでかなり時間がかかるので、はっきり言ってかなり面倒なのですが、仕方がないですね。

また、スーパーで水1本だけ買いたい場合でも、カートの利用が必須となっています。
これも非常に面倒ですが、仕方がないです…。

唯一よかった点は、ビーチそのものは広々としていて、周りの人と思う存分に距離を保って寝転がれた点です。

一方、イタリアなど地中海沿いの小さな町のビーチなどはかなり狭いので、同じように距離を保って楽しむことは難しいかもしれません。

車でフランスやイタリアにいく人もいる

一方、車で国境をこえてフランスやイタリア、オーストリアやデンマークといった周辺諸国にバケーションに出かけている人も多いようです。

ただし、今現在ヨーロッパ各地でも再度ロックダウン状態を検討している地域や国があるので、いつどこで国境が閉鎖されるかわかりません。
(現にカタルーニャとフランスの国境が閉まるかもしれないという報道を今日みかけました。)

また、EU圏内の移動であっても、第三国入国にあたって新たな規制が突然発令され続けている状態です。
よって、車で国境をこえられたから、当初のスケジュール通り自宅に戻れる、という可能性も100%とは言えないと思われます。

もちろん、何事もなく行って帰れる場合もあるとは思いますが。

今年のバカンスはある意味ギャンブルですね。。。

以前のように移動できなくなって気づくこと

私は今まで、スペイン語圏の地域に旅するのが人生の楽しみだったので、気軽にスペインや中南米に旅できなくなったことが思った以上に精神的ダメージになっています。

今年はチリに行きたいと思っていたのですが、今の南米の状況では厳しいところ。

自分の中で、ラテンアメリカへの旅が大きな心の支えだったんだな〜とつくづく気付かされます。
思うように旅ができない、という状況に入ってから、なんだかチカラも湧いてこない状況になってしまってます。

ちなみに、今年3月から3ヶ月メキシコに滞在予定だったブラジル人の友人は、ブラジルに戻る飛行機が再開する目処がまったく立たないために、なんと12月までメキシコに滞在することにしたとの話。

このような状況になると、去年のペルーの旅で出会ったケチュア族の一家のことが思い浮かびます。
彼らは元気に幸せに過ごしているだろうか。







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