見出し画像

シャルレーヌさんとマルコさんのお話(NHK杯にも出場!)(2)

イタリア代表のアイスダンサー、シャルレーヌ・ギニャールさんとマルコ・ファブリさんとお話した、インタビューというか雑談というか……のつづきです。

―2009年に結成し、その後いつころから、自分たちは世界選手権のメダリストになれるぞ、と考えるようになりましたか?

シャルレーヌ「(笑顔で)最初はまったく思いもしなかったです」

マルコ「まったくね(笑)。(そう思い始めたのは)この1-2年くらいかな。もちろん組んで間もないころも自分たちにその可能性はなくはないとは思っていたけど、アスリートが成績を残すのには、いろいろな要因が必要なこともわかっていたから。たとえば、ケガしないとか、パートナーとの関係性とか、さらにただ関係がいいだけじゃなくて正しい方向に2人が進んでいるかとか、それから運も大切。

だから、世界選手権のメダルがとれるかもしれないと思うようになったのは、北京五輪のころからかな。ヨーロッパ選手権のメダルについては、その数年前『とれるかもしれない』とは思うようになっていたけど、世界選手権のメダルはね、夢だし、さっき言ったような要因も関係するから、簡単じゃないとは思っていました。もちろん、手の届くところに来ているとも感じていたけれど。

そういうこともあって、実際に思うようになったのは、昨2022-23シーズンの初めころ。『このままのいい状態で練習を続けて、怪我もしないですべてがうまく進めば、可能になるかもしれない』ってね」

―そして今、世界選手権の銀メダリストでヨーロッパチャンピオンです! この先目指していくのは……?

マルコ「まだ次の五輪(2024年ミラノ/コルティナ・ダンペッツォ五輪。ちなみにマルコさんは、ミラノ生まれミラノ育ち)まで続けるかは決めていないんですよね。

2023-24シーズンについては、結果はそんなに気にしないと思います。楽しく滑っていきたいなあ。2022-23シーズンが精神的にきつかったから。たしかに素晴らしい結果をたくさん残したんだけど、すごいプレッシャーで。外からのプレッシャーだけでなく……」

シャルレーヌ「自分たち自身でかけてしまったプレッシャーだったのよね」

マルコ「そう、『自分たちは今、キャリアの中でとても大切な時期を過ごしている』ってわかっていたので、1つもミスをしたくないって思っていたから。

僕たちは(スケート選手として)すごく若いわけではないから、選手としてのキャリアがあと20年も続いたりはしない。だから今素晴らしい成績を残しておきたいと強く思うようになって。だから2023-24シーズンは、前シーズンとは練習方法も変えて、シーズンもスケートも楽しんで結果にとらわれずにいきたいですね」

―お2人の飼っている黒いチンチラのモリーちゃんは、お2人の不在時、どう過ごしていますか?


マルコ「僕の両親の家にいます(笑)。僕たちが試合に出かける時には、僕が大きなかごにモリーを入れて運んでます!」

―マルコさん、とても料理上手なんですよね。

シャルレーヌ「そうです」

―カルボナーラもお得意だと聞いたんですけど……

シャルレーヌ「イエス!」

マルコ「レシピが知りたい(笑)?」

―ぜひ!

マルコ「OK。大事なのは、パスタの茹で加減。日本もそうかもしれないけどさまざまな国でカルボナーラをつくるとき、パスタを茹ですぎていると思うんだよね」

シャルレーヌ「そう、茹で加減、すごく大切よね」

―アルデンテ?

マルコ「アルデンテ。それから、生クリームを使うレシピも多いよね。でも、オリジナルレシピでは生クリームを使いません」

―そうなんですか? 生クリームがないときには牛乳で代用したりしちゃうくらい必要だと思っていました。

マルコ「ふふふ。ソースは、卵の黄身、ペコリーノ、そして胡椒。それだけです」

―それだけ?

マルコ「それだけ。黄身とペコリーノと胡椒をよく混ぜて、秘密があるとすれば、パスタを茹でたお湯を少しそこに混ぜること。ソースがクリーミーになるので、すごく大切!
もっとおいしくするには、パンチェッタ(に似たベーコンのようなものがおススメだけど、手に入りにくいのでパンチェッタでいいそうです)を使ってください。最高です。これ、特別なレシピではなくて、イタリア料理としてはとてもオーソドックスなレシピなんです」

シャルレーヌ「とてもおいしいですよ!」

ファンミーティングを終えて……

 そんなお話を聞いた後、ファンミーティングが開催されました。大変に楽しくハートウォーミングな時間でした。
シャルレーヌさん、スイートでした❤し、マルコさん楽しかった!

ファンミ内でも話題になったのですが、マルコさんはとってもキッチリさん。ということも、以下でお楽しみください。

シャルレーヌさん、マルコさん、今季も素敵パフォーマンス、素敵お衣装、素敵ケミストリー、楽しみにしています。

ポーズをお願いすると、すぐにこんな感じ。ポーズがブレず、ピシッと決まります。さすが。
この記事のトップ写真、もとはこんなサイズ感でした。トップ写真のようにカットすると、シャルレーヌさんのお衣装からマルコさんが生まれているみたいで、ちょっと楽しくなっちゃいました。

このnoteをいいなと思っていただけたら、「スキ」をプッシュいただけると大変嬉しいです。ストアヒガサ(スケート好きの雑貨店 https://storehigasa.stores.jp/)やTシャツ(https://suzuri.jp/storehigasa)もぜひ。