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セリはいったい何日北朝鮮にいたのか。

【ネタバレしまくっているので、「愛の不時着」をこれから見る予定の方は、お控えください】

大好きな大好きな「愛の不時着」。歯磨きしながら、とか、お昼を食べながら、とか、日々の隙間時間にちょこちょこと視聴し、3周目も終わりに差し掛かりました。

このドラマ、3周目でもまだ楽しめます!
もともと、好きなドラマは繰り返し何度も見るタイプなのですが、「愛の不時着」は、登場人物が多いのにそれぞれに背景や人となりがしっかりと感じられて、別次元で秀逸。こんなしっかりとしたドラマ、他に類を見ません。

視聴1周目は、ざっくりとストーリーを追いました。
リさんとセリとのあれこれや、北朝鮮の市井の人々のやりとりや生活が、新鮮で、たのしかったー。

2周目は、好きなシーンを重点的に視聴。
1周目(とくに序盤)は、登場人物の名前が全然頭にはいっていなかったので、字幕を見ても「誰のことだろう?」とぼんやり流し見することも少なくなかったのですが、第1話から誰のことなのかわかる気持ちよさに、スッキリ。

3周目は、メモを取りながら、とても丁寧に見ています。
メモって何? って思われるかもしれませんが、単に、「あれは何だったろう?」といったことをちょこちょこ書きとめている程度。
たとえば、「リさん、部屋着で眠る時と、迷彩服で眠る時があるが、違いは?」とか。謎ですよね。迷彩服で寝る、ってごわごわしそうだし。

3周目くらいになると、前半(北朝鮮編)と後半(韓国編)のトーンの違いや、リさんとセリの関係性の変化、テーマの若干の変化などにも気づくようになりました。このあたりもまたnoteに書きたいと思います。
ああ楽しい、4周目以降も、きっといろいろな発見があるんだろうなー。

ということで、前半(第1話から第9話)部分についてまとめようと思ったのですが、それよりも何よりも、私がずっと気になっていたのは、「セリはいったい何日北朝鮮にいたのか」ということでした。

日本語のブログやサイトでは、そうしたものは見つかりませんでした。
大ヒットドラマなので、多分韓国語の熱狂的なサイトとかがあって、韓国語がわかったらあれこれもたくさん読めるんだろうなー、ああ、「サランへ リジョンヒョク」って文字を読みたいよなー、などなど、韓国語の勉強への気持ちまで高ぶってきちゃっているのですが、韓国語を勉強するより、ドラマを見た方がはやいので、日付などチェックしながら視聴しました。

ということで今回は、「セリはいったい何日北朝鮮にいたのか」についてです。
以下、ざっくりと日数をカウントしたものです。めちゃくちゃ飛ばしているあらすじとともにご覧ください。

<北朝鮮1日目>
セリ、パラグライダー事故 → 不時着(または、降臨)。
(この前の日、ソウルで父の会社クイーンズの後継者に指名される)

<2日目>
第5中隊勤務地交代の日。
リさん、セリを見つける。セリ、第5中隊から逃げ回る → 夜を徹して歩いていた?

<3日目>
第5中隊が舎宅村に戻ってくる日。
セリ、朝、田舎の村(舎宅村)を発見。壁ドン的シーンもありつつ、リさん宅にかくまわれる。
夜、停電し、リさん、ただのろうそくやシャンプーなどを買って帰る。
セリ、初めて泣き、リさんが慰める。

<4日目>
リさん、平壌へ。
夜、舎宅村の宿泊検閲 → リさん、高級車を飛ばして戻り、セリを「婚約者」だと言う。
ダン、ロシアから帰国。同じ便に、クさんも乗っていた。

<5日目>
チョルガンによるリさん宅の盗聴スタート。
リさん宅で、第5中隊の4人とリさんとセリとのお別れ会(トマトの苗、1日10個きれいな言葉)
23時、船渡りの待ち合わせ(リさんとセリ、お互い名前を明かす) → 船渡りは失敗に終わるが、戦略上(?)キス(チュー)。

<6日目>
早朝、セリ、家を出てパラグライダーで韓国へ飛ぼうとする。 → リさんと2人で飛ぶ。
リさん、市場にコーヒー豆を買いに行くが、豆は売っておらず、店主が外部に頼んでおくと言う。(※1 ここで数日のブランクがあったのかも)
リさん、トラック部隊の製造工場を見に行く。
ヨンエさんのお誕生日の祝賀会 → リさんとセリ、自転車二人乗り → 第5中隊員と貝プルコギと焼酎、しりとり、酔っぱらう。

<7日目?>
リさん、豆を煎るところからコーヒーを淹れ、二日酔いのセリに飲ませる。
セリ、リさんへ指でハート
セリ、舎宅村の奥様方と市場へ。自社製品を見つけて興奮 → 市場ではぐれて困っていると、リさんがアロマキャンドル(notただのろうそく)を高々と掲げて登場。セリ、ときめく → その帰り道、リさんが「婚約者がいる」と。
ダン、リさん宅前で待っている。帰ってきたリさん、セリと鉢合わせる → リさん、ダンを平壌まで車で送っていく。
リさん宅には、舎宅村の女たちが押しかけ「ダラビー」 → その後、セリ、1人でビール飲みながらリさんの帰りを待つ。
リさん、実家へ。父親に、「結婚の取り決めには従うから、国際陸上大会の補欠として1人(セリ)をヨーロッパへいかせてもらいたい」と話した(と思われる)。

<8日目?>
朝7時半、リさん帰宅。セリ、起きて待っている。「来週の木曜にヨーロッパへ出発」と告げる。
セリ、美容院でさようなら髪、市場でのお買い物、時計の質入れなど。
リさん宅にて、6人でラーメン。セリから4人へ指ハートが送られる。

<9日目?>
リさんとセリ、列車で平壌へ写真を撮りに行く。(同じ列車にクさんも乗っている。)
列車が止まり、外で夜を明かす(お互いのことを少し話し、セリが、よしよし、とリさんの背中を叩く)

<10日目?>
朝?、平壌に到着(17時間の汽車の旅)。
平壌ホテルの写真館で、セリ、パスポート用の写真撮る。(写真は翌日できる)
そのホテルで、セリ、クさんと会う。(クさん、ちょうどセリの兄(次男)と電話中。クさん、命拾いとなる)
19時、セリとクさん、待ち合わせてホテルのラウンジでコーヒー。
19時、リ家とソ家(ダンの家族)が会食し、式の日取りを決める → トイレで、ダンとセリが会う。2人とも、気の強さを発揮。
セリとクさん、夜の平壌の街を歩く → 食事会を終えたリさん、セリとクさんを追いかける。(「君が見えないのにどうやって守れというんだ。僕の見えるところにいてくれ。安全だ見えてる間は」)
リさんとセリ、大同江のレストランで生ビールとチキン。停電。ろうそく。初雪。

<11日目?>
チョルガンがセリの正体を知る。

<12日目?>12月18日月曜日
セリ、舎宅村の奥様方にお別れ。
「明後日のやすみに、ピクニックに行こう」

<13日目?>12月19日火曜日
とくになし。

<14日目?>12月20日水曜日
ピクニック。
リさん、バイクの装備や拳銃の準備。
夜(もしくは翌日の朝早く)、セリが空港へ出発。

<15日目?>12月21日木曜日
朝(車で走って翌朝になったのか?)、セリ、車で空港に向かう途中、装甲車に襲われる →リさん撃たれる → セリ輸血(飛行機間に合わない) → リさん手術 → 夜、リさん目覚める。セリに「なぜここにいる?」
リさん、半月の安静必要。セリの輸血で助かったことを知る。
セリ、玄関にて雨で立ち往生。リさんが来て、キス♡

<16日目?>12月22日金曜日
昼間、セリ、病室で付き添い。中隊の4人見舞いに来る。
夜、リさんとセリ、寒いので1つのベッドに。(途中リさんは起きて、多分下で寝た。)

<17日目?>12月23日土曜日
朝、チョルガンが軍隊とともに病院へ。リさんとチョルガンの憎しみ合い激化。→リさんの両親が来て、チョルガン退散。
セリ、クさんの招待所へ。
リさん、ダンに「好きじゃなくても結婚できる、でも他の人を好きなまま結婚はできない」と告げるが、ダンは、結婚は予定通り進めると言う。
ダン、セリの正体を知る。
ソウルでは、父親の会社の株主総会。セリの失踪、法的死亡公表。「1ヶ月探したが見つからない」(※2)、次兄が社長に。
リさん、救急車を借りてセリを探すが、見つからず、病院へ戻る。

<18日目?>12月24日日曜日、クリスマスイブ
リさん、病室で、中隊4人とセリの行方を話し、熱くなる。
リさん、退院して変電所へ → 電線をたどって歩く。 → 夜、雪の中、招待所に到着。警備を倒して中へ。
同じころ、クさん、セリに婚約指輪。プロポーズ。
そこにリさん来る。「怪我はない?」「本心?わかった。わかったから、泣かないで」と去る。
セリ、車で追う。抱きしめるリさん。ガソリンなくなり、学校で夜明かし。

<19日目?>12月25日月曜日、クリスマス
学校で目覚めるリさん。熱あり。 →リさんとセリ、農家のトラックで舎宅村へ帰る → リさん自宅ベッドで眠る。
セリ、奥様方と市場へ行き、質入れ。たくさんプレゼント購入。リさんへのプレゼントに高級時計。 → 拉致される。
目覚めたリさんに、セリから別れの電話。最後「サランヘヨ」で銃声 → リさん、探し回る。
夜、リさん宅が保衛部により家宅捜索(byチョルガン) →リさん、逮捕。

<20日目?>12月26日火曜日
セリ、目覚めた場所は屋根裏部屋。
リさん@留置所、中隊の4人が面会。 → リさん、ダンを呼び問いただす →セリを拉致したのは自分の父親だと考える。
夜、セリ、リさん父と面会@リさん実家。セリ、身上を伝える → リさん母が、セリをリさんの部屋へ。
セリ、本棚見たり、写真見たり、ピアノであの曲を弾いたり。本のタイトルを「サランへ、リジョンヒョク」と並べる。
リさん、まだ留置所。

<21日目?>12月27日水曜日
朝、リさん放免 → 大佐(ヨンエさんの夫)に、第5中隊の前哨地への交代を願い出る。→実家へ。セリと再会。
夜、スイスでのピアノは、リさんの演奏&リさんの曲だったと知る。「しらないうちにあなたは私を助けてくれていた」「よく聞いて、明日君は家に帰る」

<22日目?>12月28日木曜日
早朝(もしくは夜のうちに)、リさんとセリ、クさんの力添えによって前哨地へ。
第5中隊。緊急で前哨地に。
夜、リさんとセリ、歩いて南へ。「一歩くらいは、いいだろう」

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ということで、大変に長かったのですが、最短でも22日間、セリは北朝鮮にいたようです。

ただし、6日目の(※1)をみてみましょう。
コーヒー豆を買いに行き、豆は取り寄せておく(意訳)と言われているので、翌朝コーヒーを淹れるのはほぼ不可能だったと思われます。となると、この間、少なくとも2~3日、長くて2週間くらいあったのではないかと想像されます。

また、(※2)もみてみてください。
12月23日にセリのお父さんが「1か月探した」と言っています。まあ、これは字幕なので、もしかしたら「1カ月弱探した」とかっていうニュアンスだったかもしれない、と考えられます。

(※1)と(※2)をまとめると、コーヒーの入荷には2週間くらいかかった、と考えるのがいいかな、と。
となると、セリは11月25日頃不時着(または、降臨)したと思われます。
(市場でコーヒー豆を最初に求めた日から、コーヒーを淹れる日までの10日ほどが、ドラマには描かれなかったことになりますが、まあ、それは見なかったことにします。)

11月25日頃不時着(または、降臨。しつこいですが)し、12月28日に38度線を越えたので、1か月ちょっとですね。第1話から第9話までの分のお話でしたが、これが1か月ちょっとの内容。濃い日々でしたね。
そうか、この間、数日をのぞいて、リさんとセリは毎日一緒にご飯を食べて同じ家で過ごしたわけですね。(ドラマの中のお話だということはわかっています。)
そう知っただけで、馳せる思いも深まるというものです。

後日、セリが韓国に帰ってからの1月の時系列も、noteにまとめたいと思います。

ということで、本当に何もまとまっていない、ただの学生のレポート的なnoteです。
ライターとしてどうなんだろうと思いつつ、楽しいんだからいいや、趣味の文章だし、と思うことにしました。ですので、楽しいと思われる方、今後も一緒に楽しみましょう!


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