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シャルレーヌさんとマルコさんのお話(NHK杯にも出場!)(1)

シャルレーヌ・ギニャールさんとマルコ・ファブリさん。
イタリア代表のアイスダンサーのお2人。
昨2022-23シーズン、世界選手権2位! ヨーロッパ選手権優勝! 
などのすばらしい成績と演技とその印象を残した2人です。

2023年4月に開催された2人のファンミーティング。そのスタートを待ちながら、雑談のようにいくつかのお話をうかがいました。

それから7か月も経ってしまった、11月24日。NHK杯のリズムダンスが間もなくスタートな時間になりましたが、お2人の演技前に、ぜひ!

2023年4月15日、某所にて。

 ファンミーティングのスタートよりかなり早く到着してくださったお2人。荷物として、衣装らしきものも持っていらっしゃったので、「衣装ですか?」と聞くと、マルコさんが「そう、いくつか持ってきてます」とのこと。
 お2人の衣装は本当に素敵なのでちょっと生で見てみたいなあと思っていたら、それを察知したマルコさんが、「見ます?」と。「いいんですか?」「もちろん! フリーのでいい?」「もちろん!」 ささっと衣装ケースのジッパーをシャーーーと開けるシャルレーヌさんとマルコさん。見ると、衣装がものすごくきれいに仕舞われている様子。きれいに仕舞うの、結構大変そうです。なのに、躊躇なく出そうとしているお2人。あまりに申し訳なかったので、丁寧にお礼を言い、衣装を出す前にストップしていただきました。

常に優しいマルコさん。そして常にスイートなシャルレーヌさん。素敵なカップルです。

―本当に、お2人の衣装はいつも素敵で、洗練されていますよね。

マルコ「モデ・イタリー・アスペジ(ATELIER MODE ITALY ASPESI)につくってもらっているんです。バーバラ(・フーザル=ポリコーチ)の衣装も担当していた人たちですね」

―カッペリーニ&ラノッテの衣装もつくっていらしたような……

シャルレーヌ「ああ、ちょっと複雑なんですけど、その衣装屋さん、もともとはお母さんと姉妹の3人でやっていたんですね。その後、お姉さんが独立して別のアトリエを立ち上げたんです。私たちがお願いしているのは、ママと妹の方。カッペリーニ組は、最初はママと妹にお願いしていましたね」

―アスペジさん、2つに分かれていたんですか、知らなかった。社交ダンスの衣装もつくっているアトリエですよね。

シャルレーヌ「そうです、あとウェディングドレスもですね」

―アスペジさんには、いつからお願いしていますか?

マルコ「僕たちのパートナーシップのほぼ最初のころから」

シャルレーヌ「私たちの最初の世界選手権はモスクワ(2011年)だったんだけど、その時には着ていたから、多分そのころですね」

この記事のトップ写真では少々見切れてしまいました(noteの仕様で)ので、
こちらでじっくりご覧ください。

―お2人のカップル結成は2009年で、それから着実に成績を残してきました。それは、嬉しくもあり、結構タフなことでもあると思うんですけど、そういう思いはありました?

マルコ「キャリアを振り返ると、たしかにそういうことをコントロールするのがタフではありましたよね。とくに最初の五輪だったソチのあと、「この後(成績や評価が)上がるだろうな」と期待していたんだけど、変わらず、着実にしか上がっていかなかった。とはいえ、僕たちの順位の上がり具合は、遅いというよりは着実、って感じだと思っています。シングルと比べると、アイスダンスは時間がかかるものだとわかっていたからね。ガブリエラとギヨームは例外だったけれど。僕たちは毎年上達をめざし、実際に上達し、それを分析してきました。同じタイプのものにとどまらないで、毎年違ったタイプのプログラムをつくって新しいことにトライし続けてきた。そうやって今、ここまで来られたんだなあと思っています」

―2人が最初に会った時のこと、覚えてますか?

マルコ「ほんとのほんとに初めて会ったときは、僕たち話をしなかったんです」

―え?

マルコ「というのは、最初に会ったのはジュニアのときで、別々のチームで戦っていたからね(笑)」

シャルレーヌ「それで、その後のことですよね。最初は、トライアウトをしようということでメールのやりとりを始めました。まだ最初だったから、お互いにとても丁寧で礼儀正しいメールでした(笑)。そのあと実際に会ってみたら、とてもジェントルマンでとっても優しくて、居心地もよかったです」

―お互い、何歳でした?

シャルレーヌ「19歳だったかな」

マルコ「で、僕が20歳。ん? 21歳になっていたかな。彼女は8月生まれで、トライアウトは5月だったから」

―マルコさんは、初対面のとき、どう思ったんですか?

マルコ「僕? 彼女はとてもスイートだったし、氷上だけでなくオフアイスでもすぐに気が合いました。トライアウト前は、(パートナーという存在とは)スケート以外でつきあうことを想像していなかったけど、彼女は、とてもスイートだし、人と会った時の感じのよさも素敵だったし、優しく穏やかな人だってすぐにわかりました」

―ほんと、スイートなお話! 初めて一緒に滑った時のことは覚えています?

シャルレーヌ「はい。滑り始めてすぐに、常に正しく滑れている感じがしたし、一緒に滑ることでいいケミストリーを感じました。すごく心地よかったですね」

マルコ「スケートの感覚は、僕も同じ。シャルレーヌの前のパートナーと滑っているときの僕は、自分の力を調節して、彼女に合わせてスピードを抑えていたんだけど、シャルレーヌと滑ってみたらそういうことをする必要がなくて、すごく気持ちよく滑れるし、滑るほどにケミストリーを感じたんですよね。ラッキーだったと思います」

▶シャルレーヌさんとマルコさんのお話(NHK杯にも出場!)(2)につづきます。


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