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【DELE受験当日の忘備録メモ】B2試験の流れと初めて受けた感想

2020年11月、スペイン語検定試験DELEを初めて受けてきました。
場所は大阪会場(梅田スカイビル)、レベルはB2です。
ネットで探すと試験対策のブログなどは見つかるものの、当日の流れがよくわからないままだったので、自分が次回受けるときの忘備録として箇条書きにしておきます。

なお、この情報は2020年11月の大阪でのB2レベルでのもので、場所や試験官によって対応が変わる場合があります。特に、コロナの影響で時間などは随時変更されますので最新情報はセルバンテスのサイトで確認してください。


※集合~入室まで
・8:30集合、1人ずつ名前を呼ばれて入室
・それまでは部屋の外のロビーやエレベーターホールで各自勉強していた
・受付では検温のみ、入室時に受験票の確認はなし
・受験番号下3桁の番号が貼ってある席に座る
・机に置いてある解答用紙に自分の名前が印字されてるので、確認する
・身分証も受験票とともに机の上に置く
・腕時計は外して机の上に置いた方が見やすい(会場に時計はなかった)
・卓上に置いていいのはボールペン、えんぴつ、けしごむのみとアナウンス
(試験官によるらしいが、今回は飲み物は机の上においてはダメだった)
・試験官は2人。説明はすべてスペイン語で行われるが、試験時間と休憩時間はホワイトボードに書いてある
・試験内容の説明はDELEの通常のものなので事前に確認しておけば聞き取れなくても問題なし
・今回のB2受験者は80名ほど。3人掛けの長机の両端に1人ずつ座った

※試験開始
・9:00ちょうどに開始
・遅刻して入室している人もいた(30分までの遅刻なら入室可?)
・開始後、試験官が机をまわり受験票と身分証をチェック。その後、受験票はカバンに入れ、身分証だけそのまま机の上に
・どの試験も、問題用紙にメモすることが可能(あとですべて回収される)

※Lectura(読解)感想
・最初は緊張もあり文章がうまく頭に入って来なかった
・模試で点数取れてたTAREA2から取り掛かったが、思ったより難しく時間がかかった
・読解と聴解の問題用紙は1冊なので、読解が速く終われば聴解の問題を読むことができる
・しかし読解に手こずりどんどん時間が後ろ倒しになって、聴解問題を読む時間がなくなりそうだった
・そのため、模試で正答率が低かったTAREA3をほぼ勘で解き、ラスト5分を聴解問題を読んでメモする時間にあてた

※Auditiva(聴解)感想
・5分休憩を挟むが、立ち上がったりトイレには行ったりはできない様子
・休憩時間は問題用紙を見ることはできない
・まず音声の音量確認があり、そのまますぐに問題が始まる
・最初、イントロダクションや問題の説明、選択肢を読むための時間(20秒ほど)があるので、DELE公式の音声を事前に聞いておくと、実際に問題が始まるまでの時間を有効に使える
・模試の時、イヤホンではなくPCのスピーカーで音を出して練習していたが、会場が広いため音声が響いてやりにくかった
・音量は十分な大きさで流れる
・最後のTAREA5は特に、どこを話してるか見失いやすいので何度も練習したほうが良い

※休憩(25分)
・問題用紙・解答用紙をすべて回収し終わってから退室できる
・入場前に待機していた場所で勉強したり軽く食べたり自由に過ごせる
・思ったよりあっという間に休憩時間が終わるので、用意していたおにぎりは食べられず(おなかも全然空かなかった)
・カロリーメイト的なのだけ1本食べた
・試験中、じっとしてると足元が冷えてくるためひざかけがあると良い

※Escrita(作文)感想
・名前が印字された解答用紙4枚と下書き用の紙(水色だった)1枚が配られた
・作文はボールペンで回答する(最初、そのアナウンスがなく近くに鉛筆で書いている人がいたが、途中でボールペンでとアナウンスがあり書き直していたので注意)
・TAREA1の音声は試験開始とほぼ同時に流れる。問題文を読む時間はないので、冒頭のテーマに目を通すぐらいで、あとは音声に集中しポイントをメモしたほうがいい。(5W1H+具体的な数字が聞き取れるとベスト)
・音声は2度流れる。1度目と2度目の間に素早く問題文に目を通す
・時間は笑えるぐらいあっという間に過ぎる
・時間削減のために、DELE公式の作文解答用紙をA4サイズで印刷し、そこに書く練習をしておく。用紙の大体どのあたりまで書けば必要な文字数に達するか把握できる。私の場合、1枚目をフルに書けば150ワード以上になった
・修正液のアナウンスはなかったが、使えないと思った方がいい。修正はぐちゃぐちゃにならないよう、読みやすく行う
・TAREA2は時間がない中で書くことになるので、2つのオプションから直感でテーマを選ぶ
・内容が難しすぎなければ、オプション1のグラフ問題の方が情報がすぐ取得できて早く書き始められる
・文章を全部下書きする時間も、見直しする時間もなかった
・自信のないスペルや文法事項を確認したいときだけ下書き用紙を使い、あとは解答用紙に直書きしていった。これも事前に練習しておいた方がいい
・試験後、下書きを含むすべての用紙が回収され、いったん解散

※Oral(口頭試験)感想
・試験開始まで数時間空いたので帰宅。その後早めに家を出るも、夕方で大阪駅構内が混んでおり、会場に着くのに朝よりも時間がかかった
・30分以上前に到着。朝とは違う会場で、案内に「口頭試験準備室」とだけ書かれていたので一瞬どこに行けばいいか迷った


・受付で、日本語で流れの説明を受けた(受験票・身分証のチェックはなかったが必ず持って行った方がいい)
・受付近くのカフェスペースで時間まで勉強
・試験開始時間の5分前に、準備室の外で待機。時間になると名前を呼ばれて入室。他に2人の受験者がいた
・入ると着席し、4枚のラミネートと準備用のメモ用紙を渡される。
・4枚のうち2枚はTAREA1のオプション、あとの2枚はTAREA2のオプション
・試験の流れの説明がスペイン語でされるが、事前に調べておけば聞く必要はないので、早くオプションを選んで準備に入ったほうがいい
・緊張でなかなか文章が頭に入って来ず思ったより読むのに時間がかかった。特に、TAREA2の写真に対する質問項目はEDELSAのテキストに書かれていたものの2~3倍あり、全部読むのは大変。読まなくても、写真について「5W1H+これからどうなるかの予想」が入っていればOKだと思う(そして準備したことを全部話す時間はない)
・入室時間からきっかり20分で準備時間は終了
・その後、エレベーターで試験会場へ移動。荷物も全部持っていくが、ほかの受験者と一緒に移動し、もちろんカンニングはできない
・会場は信じられないほど広いホールに試験用のブースがぽつぽつと点在していて、他の受験者の声などは聞こえなかった
・入室すると、座る間もなく名前が呼ばれ、ブースに案内された。なのでメモを読み返す時間はなかった

・会話担当の試験官はフェイスシールドにマスクなし、記録係の試験官はフェイスシールドにマスクもしていた
・会話担当の試験官と机を挟んで座り(意外と距離は近い)、記録係は自分の横に座っているのでほとんど視界に入らなかった
・最初1~2分は世間話。「どこから来たの?」とか「どこでスペイン語を勉強したの?」とか
・その後、「tuとUsted、どちらを使いますか」と聞かれる。「私にはtuを使ってほしいけど、私はustedを使いたい」と言ったら了承してくれた

・まずどちらのオプションを選んだか聞かれ、そのラミネートとメモを見ながら話す
・TAREA1は4つの意見についてがっつり話すことを用意していたが、2つめあたりを話したところで、それに関する質問が始まり、そこから会話が広がっていった。相手の質問内容は分かったが、即座に正しい文法で答えるのに苦労した
・EDELSAのテキストに出ていた質問例は聞かれず、テーマに対して日本はどうかとか、私が触れなかった他の提案についてどう思うか、など
・ひととおり会話が進んだ後、TAREA2に移行

・こちらも用意していたことより、会話の方が長く感じた。
・写真のような状況になったことや参加したことはあるか、それはなぜか、私の日常に関する質問、日本でも同じようなことがあるか。試験官の話し方は割と早いので、そのスピードに合わせて喋ろうとすると焦る。ペースにのまれず落ち着いて答える必要がある。

・TAREA3は、2枚のラミネートのテーマ部分だけ見せられて選んだ
・選んだ方に2種類のアンケート結果があったため、読むのに時間がかかった。試験官の前なので余計に頭に入って来ず、見切り発車で開始
・かなり言葉に詰まり、やりながら「ぐだぐだやな」と思ったが、心折れることなく最後までやり切る気持ちが大切
・間違っていても、的外れかもしれなくてもしゃべり続けた
・終了後、ほっとして試験官に「Tenga buen día」と言ったら夜だったので「もう1日は終わりだよ」と笑顔で返された。ひいい。。

試験終了後、そのまま解散。
大阪駅のきらびやかなクリスマスイルミネーションを見ながら「落ちたな~、落ちたやろな~」と思う。
でも、とにかくやりきった解放感でいっぱい。
初めて受けて、自分に足りていない部分がよりクリアになったので、次の5月試験に向けてしっかり準備しようと思った。

【試験準備でしたことメモ】
・集中力対策:試験はトータル約4時間あるため、途中で集中が切れないよう、ラスト1週間は朝8時~夜22時まで勉強した。ただ、やりすぎて疲れから眠りが浅くなってしまった。次回からは余裕を持ったスケジュールを組み、ちゃんと休憩や気分転換を挟みながらやろうと思う
・早起き対策:試験開始時間の9:00には頭が起きているように、2週間前から夜型の生活を朝型に切り替えた
・お酒、食べすぎの禁止:体調管理のため。おかげで勝手に痩せることができてラッキー

※この情報は2020年11月、大阪会場でのB2レベルでのもので、場所や試験官によって対応が変わる場合があります。特に、コロナの影響で時間などが随時変更されていますので最新情報はセルバンテスのサイトで確認してください。

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