得意じゃないのに


自分が選ぶ音楽の形、

今バンドである理由の一つに

「離れたくないから」というのがある


メンバーと


幸か不幸か

自分だけじゃできないことが多いし

かといって

ギターが弾けるなら、ベースが弾けるなら、歌を歌えるなら誰でも良い、ということでもないらしい


出会ってから人生の内の相当の年月が経った

その中で

◯◯だから必要なの、と説明できない部分、なんともやっかいで不明瞭な感情が膨らんでいった



たのしいだけではないことは確かで他人と過ごす日々は面倒でしんどい場面も多い

悲しいことに自分は人と過ごすのがあまり得意じゃない

とはいえ家族のような距離で10年近くを共にして、その繋がりを断ってしまってもどうにかなるということは経験上知っている

それでも手放さずにいる



自分の場合

そのやっかいで不明瞭な感情は

持ってしまったならあたたかいまま保ち続ける必要がある


冷めたそれは毒になる

毒になった途端、違和感が溢れ出す

金縛りに似たようなもの



大した能力がなくって、他人と過ごすのも得意じゃない自分がこうして誰かとの時間を持ち続けているのは

自分にないものをもっていて

何より

あたため上手な人たち

に出会ったからなのかもしれない




なにが正しいかなんてわかんないけど

ラッキーなんだろうね、わたしはきっと




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