アーユルヴェーダと私〜インドで子宮頸がんの治療を受けた話vol.6
前回までのお話はこちら☝︎
今日もいつものように朝5時半に目覚める。チャイを飲んだ日以来、トリートメントにもミルクを使うからか？時々、軽い腹痛がある。お腹がゴロゴロいうかんじ。ミルクは合わないのかな。。。ドクターに報告するが特に与えられる薬はなかった。
昨日は特別に一日外出許可をもらい、一足先に退院された、りんこさんのご実家へご招待をうけた。現地の方との交流や、お家でおもてなしを受けるなんて本当に貴重な体験だ。初めて乗るオートリキシャはどんな遊園地のアトラクションよりリアルで爽快感があった。スーパーマーケットでは私達外国人が珍しいのか、現地の人はまるで私達を有名人を見るかのように羨望の眼差しで（笑）見ていたのが印象的だったな。
一人で外国に治療に来て、日本人と出会えて、こんなに楽しい時間を過ごさせてもらえるとは思いもしなかった。りんこさん、そしてりんこさんのご家族の愛情が心から嬉しかった。今回の旅で私の一番の楽しい思い出。
この時の会食で私は食事を初めて手で食べる経験をした。今までインドでの食事はシルバーのスプーンで食べていたんだけど、手で食べた方が美味しいことに気付いた。これには本当にびっくり！味に深みが出るというか？
一体何がより一層美味しくさせるのかな？
朝８時になるといつものように朝食を持ってお世話係のソフィアが来た。昨日買ったお土産のスイーツを渡すととても喜んでくれた。（どんな味か私もこっそり食べたかったけど、治療中だしここはぐっと我慢！）
アダガプトゥールのデパートで買ったマキシ丈ワンピや昨日撮った写真を見せたら、スタッフ達みんながそれを楽しんで見てくれた。
現地でいう部屋着を（マキシ丈ワンピ）、私がベルトでブラウジングして着ていたのに、興味があるようだ。「面白い着方ね」というような事を言われる。インドの女性は皆お洒落。色使いやアクセサリー使いがとても上手で着こなしの勉強になる。
午前中のトリートメント前に、ドクターの診察。昨日、りんこさん達と遊んでリフレッシュしたからか、ドクターに「顔色がいいわね」と言われた。
Dr.クリシュナとの会話が一番わかりやすいというのもあり、彼女と話すのはいつも楽しみ。美しくて賢く聡明な女性。どんどん英語が上達しているわねと褒められ嬉しい。
数日前に、何故かお尻に蚊(?)に刺された箇所がどんどん痒みを増し、大きく拡がっていたので相談してみる。午後もっと良い薬を出すから待っててと告げられる。
今日は３回目のダーラ（オイルで10分ほどマッサージした後、延々と温かいミルクを身体にかけられる）は特に気持ちが良かった。施術時間は約１時間。明日からはお待ちかねのシロダーラ（ヘッド）。トリートメントの後、洗髪したせいか頭が冷えて、痛くなる。
Dr.クリシュナがドライヤーを貸してあげると言っていたけれど、明日の事だったのかな。。。夜まで小さな痛みが続く。
夕方、テラスで読書をしていたらソフィアが呼びに来た。痒み止めの塗り薬を持ってきてくれたようだ。擦ったハーブと何かオイルが混ざったようなものを手で塗ってくれる。うつ伏せにさせられ、お尻を出して！と指示され、患部に塗られる。そのままで１時間ね〜といい、電気を消して出て行くソフィア。オイルが乾くまで放置。「お尻だしたままかぁ〜い！」と心の中で突っ込み（笑）
その後、痒みは治るどころかどんどん悪化！もう我慢出来ずに思いっきり掻きむしったら身体が納得したのかそれ以後、痒みは収まってくれた。いま、自分の身体に注意深くなっているからか、小さい色々な変化に気がつくことができる。夕方、外陰部洗浄用のハーブ薬、飲み薬が来る。
18時。お腹は空いてなかったけど、早めに夕食を終える。
20時過ぎには眠気がやってきて我慢できず就寝。ノックの音が２度ほど聞こえたけど身体が動かず。。。ドクターの回診だろうけど、そのまま朝まで一度も起きず熟睡した。
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私と一緒にアーユルヴェーダ体験をした流水りんこさんの実体験が本になりました。ここニチイルアーユルヴェーダナーシングホームでの体験が詳細に描かれていますよ。ストーリーもとても楽しく引き込まれます！私もキャラクターの一人で出演していますので是非読んでください〜〜。
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