見出し画像

続スタイルへの考察、アイリス アプフェル 99歳のファッションアイコン

99歳のファッションアイコン?
きんさん、ぎんさんじゃなくて?(ジェネレーション!!)
スタイルを語るなら忘れちゃいけない存在。パンク系とかゴス系とか、モード系とか、、そういうんじゃなくて、“アイリスアプフェル” っていう唯一無二のスタイル。

画像1


アイリス アプフェル 現在99歳のニューヨーカー。
綺麗に整った白髪と、個性的な黒縁の丸メガネ、腕と首にジャラジャラついた色とりどりな腕輪やネックレスたちがトレードマーク。
「なぜそんなメガネを?」
と質問された際には、
「あなたの本質をしっかりと見るためよ」
と答え、相手を黙らせるユーモアがある。

もともとはインテリアデザイナーで後に夫とテキスタイル事業を設立する。
2005年にニューヨークのメトロポリタンミュージアムで彼女のユニークな私服とジュエリーのコレクションが展示されるまでは、彼女の名を知る人も少なかっただろう。

画像2


https://youtu.be/Ac85X3SEvXI
映画 アイリスアプフェル 94歳のニューヨーカー
(2016年上映)

服やジュエリーは、フリーマーケットやストリートで激安で買ったものもあるし、オートクチュールの服や、豪華な石が散りばめられた桁違いに豪華なジュエリーもある。
要するに彼女は、そのものにインスパイアされたら高かろうが安かろうが、関係ないのだ。

「人の目を引くためじゃなく、自分のために服を着ているの。」

"I don’t dress to be stared at.
 I dress for myself “
-Iris Apfel

彼女は自分が好きなものをよく知っているし、何が似合うかも知っている。
エイジレス、タイムレスな服装が出来るのは、彼女が自分自身を信じて、愛しているからだ。
誰かに見せるために選んだ服装じゃなくて、自分がそれを好きだから身につける。ただそれだけのこと。

「自分のスタイルを持つことで、自分の考えが生まれる」

“When you don’t dress everyone else, you don’t have to think like everyone else.”
-Iris Apfel

スタイルはファッションだけからくるものでは決してなく、生活の中のスタイル、たとえばミニマリストとか、ノマドとか、いろいろある。ただ共通して、スタイルとは、自身の周りへの意思表明であり、そうする事で自分が外の世界とどう繋がっていきたいのかを考えるきっかけとなる。

画像3


若くても年老いても、着る物にルールなんかはなくてただ適切だと言われてるものがあるだけ、とアイリスは言う。
ただ、その“適切”さも、彼女の手にかかれば簡単に打ち崩される。
99歳のファッションアイコンは、
自分に忠実で、そしていつでもとても自由だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?