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店員さんから学んだこと

先日、11/5に放送された「カンブリア宮殿」を見て、「マザーハウス」の特集が組まれていました。

大学時代から、マザーハウスの名前を聞いており、「発展途上国の雇用を生み出す」という考え方にとても共感していました。

社会人になってから、番組を通して改めてマザーハウスの魅力を学ぶことができて、本当に嬉しかったです。

番組内で取り上げられていた、「リンネ」の商品がとても気になったので、買い物がてら店舗に寄りました。
そしたら、たまたま接客して下さった店員さんから、マザーハウスについて色々聞くことができました。

実は、「カンブリア宮殿」ではマザーハウスがまるでコロナ禍で成功したかのように表現されていましたが、実はこの「リンネ」の商品ができるまで、本当にたくさんの苦労がありました。

カンボジアの職人とまず認識を統一させるのに、社長の山口(さん)はじめ、ものすごく苦労したんです。

はじめ、山口(さん)は「リメイクした商品を作りたい」と思い、想像を膨らませましたが、布のつぎはぎのようなものしか想像できなかった。

そして、カンボジアの人々と日本人の「美しいと感じるもの」に対する価値観が本当に違い、認識を共有するのにもすごく時間がかかりました。

今まで価値観が合ったものって、「夜空」とか「花」とかそういうものしかなくて、それらを商品名に込めてここまでやってきたんです。

そして、今回の「リンネ」は、輪廻転生の輪廻からとっています。

ちなみに、社長の山口さんも、ご自身のnoteに書かれていたので共有させて頂きます。

私が思っていたよりも、もっと苦労されていたことを知りました。テレビではあまり映されることのなかった話でした。

1つの商品が生まれるまで、どれくらいの時間や思いをかけているのか、店員さんのことばを聞いてすごく伝わりました。

きっとそれは、マザーハウスの商品だけではなくて、今目の前にある全てのものに、その関わる企業の開発担当の方、営業担当の方、取引先の方々の思いが詰まっているわけです。

当たり前だけれど、安さやスピードが求められる時代だからこそ、忘れがちですよね。
それは、私も会社で新しい事業を起こし、ゼロから創っていくことの難しさを体験しているからこそ、「共感」できることなのだと思いました。
また、新しいビジネスを始めるにあたり、「商品のストーリーを打ち出す」風潮が出てきているかと思いますが、そう簡単にはいかないこともまた考えさせられました。

店員さんから、型番を控えていただき、そこに店舗のメールアドレスも書いてあったので、今日学んだことをメールしてご連絡します。

大切なことに気づかせて下さり、ありがとうございました。

※写真は、店員さんから撮ってもらって構わないと言われたので、撮らせて頂きました。

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