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Happy Halloween! ハロウィンレッスンで使える歌・ゲーム・絵本【対象:小2~4】


小・中学校の英語の先生のための英語の先生 Teacher Melody です。
先生方、毎日お疲れ様です♡ 子どもたちの笑顔は先生方のおかげです!

 さて、ハロウィンの季節はどんなことをされていますか?お楽しみ会で仮装したり、宝探しゲームをしたり、特に小学校では子どもたちに人気の行事になってきているのではないでしょうか?でも、せっかくなので英語の授業で取り入れてみてはいかがでしょうか?「ハロウィンで何か楽しいアクティビティをしてみたいな~!」と思われている先生方のヒントになれば幸いです。

プチレッスン動画

 まずはこちらをご覧ください。授業45分間をハロウィンに時間がとれる場合のレッスンモデルです。


Lesson Plan

① アテンションゲッター:Skeleton hiccups

② 歌・ダンス:Skeleton Dance 

③ 個人プレイゲーム:Skeleton Says game 

④ ストーリーテリング:Go Away Big Green Monster

⑤ 関連した協働ゲーム:Go Away Green Monster game


① アテンションゲッター:Skeleton hiccups

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 レッスンの初めは、子どもたちの興味を引くための工夫をしています。休み時間と授業との切り替えには、「休み時間よりも楽しいこと・不思議なこと・おもしろいこと・知りたい何かが始まるかもしれない?」という気持ちに子どもたちを持っていくことが必要です。大人の場合は「乗り気がしないけど、仕方ないから仕事を始めるか、、、」とオンとオフを切り替えることができます。一方、子どもはしたくないことや興味あることに対する態度を素直に表現します。「チャイムが鳴ったら全ての子どもが必ず主体的に授業に集中する」ということが事実ではないことを先生方は経験的にご存じのはずです。短くシンプルなアテンションゲッターを用意することで、子どもたちが授業にEngageしやすくなります。


② 歌・ダンス:Skeleton Dance

 授業が始まったら、身体と心をほぐすために簡単な歌・ダンスをしています。声を出したり、身体を動かすことで心がオープンになり、ウキウキわくわくハッピーな気分で次のアクティビティに積極的に参加できるようになります。この歌・ダンスでは体の部位を表す語彙を学ぶことができます。低学年で Head, shoulders, knees and toes をされたことがあると思います。この歌・ダンスでまた体の部位を復習できます。


③ 個人プレイゲーム:Skeleton Says game

 身体と心がほぐれたら、個人 vs 先生の簡単なゲームをします。子どもたち同士で協力してアウトプットをたくさん必要とするゲームは、授業の後半にします。クラスメートの前で英語を話す必要がある活動は、子どもにとってハードルが上がります。自信を持ってアウトプットできる状態に皆でなってからする方が楽しめるでしょう。この Skeleton Says ゲームは、 Simon Says ゲームと同じルールで先生の英語を聞いて反応するゲームです。今までに Simon Says をしておくと子どもがルールを簡単に理解でき、とても楽しくできます。語彙は② Skeleton Dance とつながっています。Touch your + 身体の部位や目・鼻・口などを入れると良いでしょう。Skeleton Says のあとに、Spin や Star jump(大の字でジャンプ)や Mario jump(スーパーマリオのようなジャンプ)の動きも入れてあげると子どもたちは大喜びします。6年生でもキャーキャー声を上げて喜びました! 子どもたちが英語を使って楽しそうに活動している姿が見られるのは、教師にとって本当に嬉しいものです。


④ ストーリーテリング:Go Away Big Green Monster

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 ストーリーテリングを始めるときには、必ずこの歌を歌う、この手遊びをする、というのがあるといいですね。♪ Open, shut them, ~ Put them on your lap. もオススメです!日本語でもあるように「手はおひざ~」で姿勢良く聞けるようになります。ここでは立てっている状態から、着席してストーリータイムに移る場合の歌です。「じゃあ次、この歌を歌うよ~」ではなく、流れるように次の活動へ移ると、子どもたちは途中で集中力が切れることがなく、退屈でひまになることもなく、レッスンに引き込まれます。
 GO AWAY GREEN MONSTER では、目、鼻、口などの語彙が出てきます。Sleleton Says ゲームでも使った単語なので、絵本の絵もあり、視覚的そして聴覚的にそれらの語彙を定着することができます。
 梅雨の季節には Rain Rain Go Away の歌を歌われていますか?ここで Go Away が一度出てきているので、ハロウィンの10月でも理解できて定着することができます。ページをめくる度に出てくる GO AWAY を子どもたちと一緒に発音しましょう。ここでしっかり声を出しておくことで最後のゲームを十分に楽しむことができます。


⑤ 関連した協働ゲーム:Go Away Green Monster game
 新しいゲームを導入するときは、必ず説明が必要ですが、SSC(Simple, Short, Clear ) を心がけます。そして数人の子どもとデモンストレーションを必ずします。このゲームは 「かごめかごめ」や Ring-a-ring o' roses, A pocket full of posies, A-tishoo! A-tishoo! We all fall down. と似たルールです。子どもたちにこれらの遊び経験があると、英語での説明+デモンストレーションで簡単にGo Away game を始められるでしょう。③の個人プレイゲームのところでもふれましたが、子どもが英語をアウトプットをする必要があるゲームは、十分にその音声をインプットした後にします。子どもは Learn by doing で言語を習得していくのですが、ゲームの場合はいちいち先生が子どもに「次はこれを言います、はい、リピート、次にあなたはこう言います、はい、リピート、、、」では、夢中になって楽しむことができません。少なくとも子どもが「あれ?何て言うのだったっけ?」となって先生が「こう言うよ。」と伝え、子どもが「あ、そっか。」と発言することができる段階までには、その前の活動でもっていってあげましょう。十分楽しめて「もっとこのゲームを続けたい!」という気持ちで子どもが授業を終えることができるのがポイントです。そうすれば次の英語の授業を心待ちにしてくれます。


 以上、いかがでしたでしょうか?かわいい子どもたちと素敵なハロウィンを過ごされますように!Happy Hallowe'en!


1人でも多くの先生方子どもたちに、英語の楽しさ、人生の素晴らしさが届きますように!最後までお読みいただきありがとうございました!

Thank you so much for reading! I hope to see you again soon! Bye for now!

【英語の先生のためのひとことTrivia】

10月31日は「諸聖人の日の前日」=「All Hallow’s Eve」となり、これがHalloweenとなりました。そこで、日本でよく見る表記はアメリカ英語のHalloweenですが、イギリスではHallowe’enと e と e の間にアポストロフィがついています。


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