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出産を経て再始動

 出産からもうすぐ3ヶ月が経ちます。体の痛みが少しずつ和らぎ、育児や生活リズムにも少し慣れてきたところです。最初の1、2ヶ月は1日1日を過ごすのに必死で、自分のことを考える余裕がありませんでした。しかし、ようやく、また目標に向かって頑張ってみようという気持ちが湧いてきました。

 現状ではまだ競技ができる体には程遠く、トレーニングを再開した時は、腹筋に力が入らなかったり、片足で立つとグラグラしたり、走ると手と足がバラバラで転びそうになったりしました。この先どこまでパフォーマンスを高められるのか、不安がないと言えば嘘になります。しかしそれ以上に、新しい心と体で挑戦してみたいというワクワク感の方が大きいです。

 今はまず運動習慣を取り戻すことと、トレーニングを積める体を作ることを目標に、1日のどこかで1時間、トレーニングをする時間を作るようにしています。疲れていたり、時間が取れなかった日は休養日にして、計画は立てつつも、その日の状況に合わせて調整しています。今は日中がとても暑いので、5:00に授乳を行い、再び娘が寝ている6:00〜7:00に近所の公園か、フィットネスジムで行うことが多いです。

 練習内容や強度はトレーナーや自分の身体と相談しながら決めています。産院を退院するときに助産師さんが「アスリートは体力があって、他の人より回復が早いかもしれませんが、体は大きなダメージを受けていることを忘れないで下さいね。」とおっしゃった言葉が印象に残っており、自分を過信してオーバーワークにならないよう、肝に銘じています。8月の練習内容は主に、サーキットトレーニングやスプリントドリル、低速度のスプリント、体幹補強です。体力の向上は半歩ずつといったところですが、自分の体と対話できるこの時間がとても貴重で、トレーニングを終えると心身が整っている気がします。

 こうして再び挑戦できるのも、周りのサポートと理解のおかげです。仕事や競技で忙しい中でも、十分すぎるほど育児や家事を分担してくれる夫、困ったときはいつでも助けてくれる両親、そして妊娠中から育休中の今も体調を気遣ってくださる職場の方々。本当に多くの方々に支えていただいていることを、これからも忘れずにいたいです。

 しばらくnoteの更新が滞っていましたが、妊娠前や妊娠中、産後のできごとや感じたことなどを、備忘録として書いていこうと思います。

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