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2022年『これまでの私。今のわたし。ーあなたはひとりじゃないー』レポート


2022年10月15日開催
「これまでの私。今のわたし。
   ーあなたはひとりじゃないー」

初の試み。そしてお手伝いさんがいてこその開催。いつどうなるか分からない人生。やり残して後悔するなら今挑戦しようと半ば無謀ともいえる開催への挑戦。注意散漫となり、いつも以上におひとりおひとりに気を配ることができずに時にご指導ご鞭撻もいただきながら「やっぱ無理だったのかもしれない」と諦めかけたこともありました。


全国各地の仲間による広報の協力。本来なら安全を考慮し止めるべき程の台風並みの暴風雨の日に車を走らせ、全身ずぶ濡れになりながら一緒に広報をしてくれた若者。支えてくれる幅広い年代の仲間がいたこと。そして携わってくれた小中学生ひとりひとりの挑戦や若者の変化などに時に励まされ、そんな存在があったからこそ開催、そして閉会することができました。



この企画を通して準備段階から子供も若者も大人もシニアも、各々の活躍や一歩ステップアップにつながるような影ながらのアプローチ。ゲストも含めて誰かが誰かに声を掛ける機会が増えるでことで、誰かが「ひとりではない」と想えるような新たな人と人との繋がりの関係が生まれれば少しは生き(活き)やすくなる人もいるのではないかというお節介も兼ねての広報活動。




この先の想い出。各々の振り返りとしてもご了承をいただきました当日会場、オンラインで参加していただきました方のご感想等をこちらでフィードバックしてまいります。


司会は立候補してくれた小学生と中学生に。物怖じしない堂々とした司会。
練習の段階から二人に何も言う必要はありませんでした。



「みんなの話を聞いて、僕と同じ気持ちなんだなと思いました。なんで僕ばっかりと思うことがあったけど、みんなの話を聞いてあきらめないで頑張ろうと思いました。ありがとうございました。」



大人たちの前で自分のことを伝えながらの質問。とても逞しく想えました。


そしてママからは
「打ち合わせから、ドキドキしていましたが無事終了して良かったです。息子がおひとりおひとりの話を夢中で聞いていたこと、感じたことを言葉にして伝えてくれたこと本当に大きな一歩だと思います。ありがとうございました。」

ママは加藤さんのお話を聞いて息子さんのことで想っていたことがあり思わず、それで良いんだよねって同感し涙を抑えることができず涙を流しながらお話を聴いていたということです。


   

 一言でいうと 「刺激的な場」 でした!






 皆さんの話を聴いて安心しました。







「私は一人じゃないし、ひとりじゃなかったんだ」とその一言でした。そこで救われた自分がいました。進学もできずに介護の世界に入って十数年。必死にやり過ごし、介護ってなんだろう?と思いながらやり続け、腑に落ちなくてモヤモヤする時もあったけれど。でも、こうしてたくさんの人との出会いに触れて、介護の世界にいて良かった。わたしの考えていたことは間違っていなかったと肯定された気持ちになりました。




そもそも施設の利用、入居において利用者本人の意思なんてなくて殆どがご家族の都合だと思う時がある。この点は何故、家族も施設側も虐待扱いにならないのか不思議に思う。加藤さんのムービーの中のおばあちゃんの表情が全然違くてイキイキしている感じとかが生かされているんじゃなくて、自分で生きてるっていう雰囲気とか介護の良い面、明るい面が感じられて良かったです!ありがとうございました。




地方に住んでいることやSNSを通して抱いてしまう劣等感や格差を感じることがありました。建物や名声も大事なのかもしれない。でも人がイキイキと楽しく笑顔で暮らせるような関わりができる人、そして同じような志をもてるスタッフなりがそこにいるのかが先ずは優先すべきことなのではないのか。人と比べなくても良いのだと我に返らせてもらいました。


数年前に仙台市役所で開催した研修で加藤さんのお話を聞いて研修後に色々思うことがあり、
いつか実現できればと想っていたことが、思いのほか速くその日は訪れました。


    この挑戦で、ひとつ前進。



想像を超えて皆さんのお話が濃かったです。お話を聴きながら色んな感情がいったりきたりしました。そんな簡単には「分かった」とは言えませんが、1番印象的だったのは現在の皆さんが笑顔で生きているということ。自分の人生にこれから何が起こるか分かりませんが、たとえ辛いことが起こっても、いつか笑顔で振り返れる日が来るかもしれない。そう思えることは「希望」だと感じました。




今後も開催希望のお声も頂戴致しました。どこに住んでいても視野や思考であったり、目の前の世界が広がる機会。そして自信であったり安心感が得られることで生(活)きやすい「今後」へとなるよう。あらゆる環境の中で生きている人と人同士が互いに気遣えることであったり、多少のお節介役もコミュニティや職場、学校等でいなくならない「今後」へとなるように。今後もどこかで同企画は続けていきたいものです。緩やかに若い世代に企画運営をシフトチェンジしていきながら。



会場にはシニアの手しごとによる作品を展示。小学生とママが展示に携わってくださいました。
おかげで会場が明るく彩られました。ありがとうございました。

                      
最後になりますが携わっていただいた皆さま。本当にありがとうございました。
厚く御礼申し上げます。

一般社団法人ひときたしゃべる
代表理事 阿邊 里恵



参加してくださった仙台市市民活動サポートセンターのスタッフの方がサポセンのブログに取り上げてくださいました。


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