ワンピース×考察:ルフィは”ジャッジ”しない【Ep33】
こんにちは、ひとかどさんです。
前回の「他人を”ジャッジ”してしまう要因」についてのアイディアはいかがでしたでしょうか。
そんなこと言ったって、金持ちっぽくて、頭良さそうな職業に付いているイケメンがいたら、好意的に”ジャッジ”してしまうでしょ、という方。
今回は、漫画『ONE PIECE』から、
”ジャッジ”をしない人物を紹介したいと思います。
その人物とは…そう、主人公「モンキー・D・ルフィ」ですね。
前回のおさらい
人は、どうしても”ジャッジ”をしてしまう生き物ですが、
それは次のような6つの要因による、というのがMAPのアイディアでした。
スキル・能力・資格
お金や物質的な豊かさ(服や持ち物など)
社会的ステータス
外見(表面的な魅力)
学問的達成(学位の有無)
コミュニケーションの上手・下手
こういう要因で色眼鏡をかけて他人を見るから、
「ありのままのその人」を捉えられなくなるのですね。
ではルフィは、このような要因について、
どのように他人を見ているのでしょうか?
ルフィと「”ジャッジ”してしまう要因」
まず、ルフィは「社会的ステータス」や「能力・資格(称号含む)」で人を「ジャッジ」しません。
モコモ公国で「頭が高い」と言うモモの助に対しての応答や、
ホールケーキアイランドでは、四皇ビッグ・マムに、「四皇」だからってふんぞり返るな、とケンカを売ったシーンはその象徴ですね。
次に、ルフィは「外見」で人を「ジャッジ」しません。
その美しさ(+能力)で、見た者を石に変える海賊女帝・ハンコック。
しかし、そんなハンコックに対しても、一切、心の動きがないのがルフィ。
だから、ルフィはハンコックの前でも石化しないのです。
最後に、ルフィは「物質的豊かさ」でも人を「ジャッジ」しません。
ルフィは、着ている服や持ち物で、その人を「ジャッジ」していないので、アラバスタの「カラカラのおっさん」(砂埃まみれのヨレヨレの服を着た人)とも、ワノ国でボロボロの家に住んでいた「お玉」とも、初対面から普通にコミュニケーションをとっていたのでしょう。
(ですので、ワノ国のお玉の家で言った台詞も、そんなルフィだからこそ「悪意はない」と思います笑)
おわりに
以上、いかがでしたでしょうか。
前回もお伝えしたように、
”ジャッジ”しないのは難しいことだと思いますが、
だからこそ、こういう要因で”ジャッジ”してしまうことがある、
ということを気に留めておいていただけたらと思います。
【参考資料】
『ONE PIECE』巻十八 ”エース登場”
『ONE PIECE』巻五十三 ”王の資質”
『ONE PIECE』巻八十二 ”ざわつく世界”
『ONE PIECE』巻八十四 ”ルフィvs.サンジ”
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