【2024】衣装を作る話⑨
ご無沙汰しました!
既にステージをこなしている2024年度のひとひらですが、衣装制作の話はまだ終わっちゃいねえ!終わっちゃいねぇんだ!!
まだこの、チェーンによる装飾の話が!!
今回の大きな特徴である金チェーン。まぁぶっちゃけ「紐が高額になった」からチェーンになったんですが、どうやって作るのかというと、
手作りします(驚愕)。
七月某日、午後の全体練習のあとに同施設の会議室を借りて「手芸や作業が得意な方は手伝ってください!!」と呼びかけると、たくさん集まってくれました!
ご協力のおかげで時間内にすべて完成しました!!圧倒的感謝!!
装飾の構造と考え方
今回の装飾は『缶バッジ』と『細い金属チェーン』、そして『ボタンスナップ』が材料です。
缶バッジについた安全ピンで止めればいいじゃない?と思うかもしれませんが、
・安ピンが外れた時に針が危険
・引っ張りにより衣装自体が破損する可能性がある
という懸念がありました。踊りの途中で鳴子や手が当たることを想定して、「チェーンが切れても予備と交換する」「ボタンスナップから取れる」ことを選択しました。
ボタンスナップのサイズについても、大きいスナップだと強度がありすぎてチェーンが切れてしまうのでした。大きいスナップってすごい強いんですね、今回よくわかりました。
なので適切なサイズのスナップを色々と試しました。スナップが缶バッジから取れる場合もあって、このあたりは繊細なチョイスです。
後日、衣装練習で「ボタンスナップつけるの忘れてました」という踊り子さんがいて、安全ピンで千早に留めているとちょうど(?)鳴子が当たってチェーンが切れました。他の踊り子さんは鳴子が当たったらスナップから外れていました。まさに想定通りの結果になった、ということです。
こういった「どっちから外れた方が面倒ないか?」の考え方、実は釣りの知識から発想しました。ルアー釣りをしていると根かかり(地面に針がささって取れないこと)は頻繁にあるんですが、そんな時に先っちょだけ糸が切れるとリカバリーが楽なんですよね。道糸(基となる糸)が切れると組むのが大変なので、先の方がちょっと切れやすい構造に結束するんです。
何がどうよさこいに役立つか分かりませんね笑
いずれにせよ、みんなで作った装飾チェーン。今のところ大きなトラブルはなく、本祭は問題なさそうです。多分、そうあってくれ!
次回、最終回です!
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