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映画を英語でレビュー#16 プライス戦慄の報酬 Come to Daddy (2019)

このシリーズでは映画のレビューから、一文を英訳して、使える表現を紹介したいと思います。

これこそ衝撃の問題作


ビバリーヒルズでミュージシャンをしているノーバル。ビバリーヒルズに住んでいるくらいですから、暮らしは裕福です。ある日、疎遠になっていた父親から手紙が届き、ノーバルは一人で父に会いに行きます。再開した父親はノーバルが想像していた父親とは違い、汚らしくて、すごく怪しい人だったのですが、久しぶりの再会を何とか楽しもうとするノーバル。だが、この父親、とんでもない人だったのです。。。

こうやって書くと、特段珍しいプロットではないように見えますが、ここからの展開が、予測の斜め上を行き、とにかく衝撃でした。まず、登場人物は誰一人として共感できません。主人公のノーバルですら、どこか不気味な感じがして、感情移入はできませんでした。私は初めて見るタイプの映画でしたね。あんまりストーリー書いちゃうとネタバレになって楽しくないので、興味がある人は是非見てみてください。ただ、グロいというか、過激なので、覚悟はしといたほうがいいかも。

イライジャ・ウッドがかわいくない!


主演のイライジャ・ウッドといえば、子役の頃から活躍しており、「ラジオ・フライヤー」や「危険な遊び」、ティーン映画の「パラサイト」や「ディープ・インパクト」そして超大作の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどなど、代表作盛りだくさんの超ベテランですが、私の中では、イライジャはいつもかわいくて、純粋で良い人のイメージでした。だからこの映画を見た時のショックは、かなりのものでしたね。いい意味で私の期待を裏切ってくれました。

この映画のイライジャも悪役ではありませんが、大人の汚さを感じさせる役で、彼の存在がこの映画の胸糞感をさらに高めていた気がします。

原題の意味

原題:Come to Daddy
意味は、「パパのところにおいで」です。映画を見れば、このタイトルの不気味さもよく理解できると思います。

「グロい」「過激」は英語で?

”グロいというか、過激なので、覚悟はしといたほうがいいかも。”
を英訳すると、
"Some of the scenes are gross and extreme, so you might want to get prepared to see it."
となります。

「グロい」はgross
「過激な」はextreme
で表現しました。
このgrossはスラングで、よく使う言葉です。
例えば、「キモい!」というときも、
That's gross!
って言います。キモいという気持ちを強調したかったら、
That's so gross!
とsoを足せば、バッチリです!

この単語を使えれば、英語に慣れてる感じが出るので、ぜひ、会話で使ってみてね!

ちなみに「グロい」のグロは、同じ意味のgrotesqueからきていると思います。




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