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人それぞれ何がキッカケになるかは分からない

子どもの頃、小学校の校庭から蜃気楼が見えることがあった。

蜃気楼というものを知らなかったので、ぼや~っとユラユラした景色が見えることがあるな…と思っていた。

それが、蜃気楼というものだと聞いて、世の中には不思議なことがあるものだと思った。

蜃気楼とは、気中の密度の差によって、光が異常な屈折を起こすことにより、遠くの風景などが伸びたり浮き上がったように見えたり、反転して見えたりする現象なんだそうだ。

遠くの風景って、どれだけ遠くなのだろう?と思った。

隣の県くらい遠いのかも?と思っていたら、隣の国かも知れないと言われ、そんな遠いところの風景がユラユラして見える現象は神秘的だった。

しかも、光が屈折とか、意味が分からず不思議だった。


わたしは、意味が分からないけれど、そんな不思議なことがあるんだ…。

スゴイね。と思っただけで終わったが、こんな出来事からヒントを得て研究を始める人などがいるかも知れない。

そして、その研究が後々の大発明や発見になり、多くの人を救うことにもなるかも知れない。

何がキッカケになるかは分からない。


同じ体験をしても、体験しただけの人がいれば、そこから様々なことに発展させていく人がいる。

同じセミナーに参加して、その講演内容にのめりこんで、次第に指導者になる人がいれば、お金の無駄だったと嘆く人もいる。

全員が同じ感想を持つことはない。

気付きやキッカケを全員が同じように持つこともない。


何を感じるかは、それぞれの興味・価値観によって違う。

気づきも、タイミングだ。

いつでも動けるように心と体の準備だけはしておきたい。


感謝いたします。