小学生はおかっぱがデフォルトだと思っていた
小学生の頃、髪型と言えば、おかっぱだった。
ちびまる子ちゃんのような髪型だ。
他の髪型をしたいとか、しようとか思わなかった。
他の人が、どんな髪型をしているのかも興味はなかった。
だが、ひとりの同級生が、何やらハイカラな髪型をしてきて、とっても話題になった。
どこで切ったのか?
どうなっているのか?
など、みんな興味津々で話を聞き、髪型を見ていた。
その時に知った。
髪型って、おかっぱじゃなくて良いんだ…と。
そこで、早速、わたしもハイカラな髪型にしようと思った。
同級生が切ったという床屋さんに行って、「〇×ちゃんのような髪型にしてください」と言った。
しばらくすると、別の同級生がやってきた。
同じように「〇×ちゃんのような髪型にしてください」と言っていた。
その瞬間、〇×ちゃんのような髪型にするのが嫌になった。
そして、「やっぱり、いつもの髪型でお願いします」と言っていた。
髪型はどうでも良かった。
いつもと違う髪型にしても良いという事を知ったから嬉しかっただけだ。
今でも髪型はどうでも良い。
頭から髪の毛がくっついて伸びていると言うだけで幸せだ。
恵まれていると感じる。
感謝いたします。